マットブラックの「Teon」誕生!越前漆器の技光る特別カラー

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アウトドアと伝統工芸を融合したプロジェクトが始動

後継者不足や生産拠点の海外移行など、さまざまな課題に直面している地場産業。福井県越前市も例外ではなく、古くから続く伝統工芸を活性化させるために、新たな取り組みが必要とされていました。

そんな中、地元の人気アウトドアショップ「TECH COUNTRY」と、オープン当初から関わりのあるブランド「LOG」がタッグを組みました。「地元の産業とアウトドアを掛け合わせた新しいものづくり」をテーマに掲げ、プロジェクトを始動。その第一弾として、LOGの人気商品「Teon(テオン)」に、越前漆器の技術を取り入れた特別バージョンが製作されたのです。


約1,500年続く越前漆器の技をTeonに

福井県越前市は、約1,500年の歴史を誇る越前漆器の産地として世界的にも知られています。その中でも1924年創業の「若泉漆器」は、高い技術力と革新的な取り組みで業界をリード。伝統的な漆器だけでなく、食洗機に対応するなど現代のニーズに合わせた業務用漆器の製作に力を入れています。

LOGのメンバーが初めて若泉漆器を訪れた際に目を奪われたのは、ステンレスの柄が漆でコーティングされたカトラリー(写真上)でした。その質感とデザイン性に一目惚れし、「これを自分たちの商品にも生かせないか」と考えたのが、このプロジェクトの始まりです。

職人技が光るマットブラックの「Teon」

左からTeon bowl 370 越前漆器ver. Matte Black、Teon tumbler 260 越前漆器ver. Matte Black

真空断熱構造を採用したステンレス製の器である「Teon」。今回は、若泉漆器の吹き付け塗装技術を生かし、マットブラックの特別なカラーリングを施しました。陶器のような質感と和のテイストが加わり、高級感あふれる仕上がりに!

塗装工程では、職人が一つひとつ手作業でろくろを回しながらスプレーを吹き付けます。機械ではむずかしい微妙な角度や量の調整は、職人の経験と勘によるもの。手に取ったときの特別感は格別です。

アウトドアシーンを彩る機能とデザイン

もちろん、Teonならではの機能性も損なわれていません。真空断熱構造により、冷たいものは冷たく、温かいものは温かくキープ。外気に影響されやすいアウトドアシーンで、飲みものや食べものの適温をキープできるのはうれしいポイントです。

また、マットブラックのシックなデザインは、キャンプサイトを一層スタイリッシュに演出。ブラックギア好きにこそ使ってほしい逸品です。自宅での日常使いにもなじむデザインのため、アウトドアだけでなく普段の生活でも活躍すること間違いなし!


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