レクタタープ(スクエアタープ)の張り方!基本からアレンジまで9種類を解説

レクタタープ(スクエアタープ)の雨水を流せる張り方

タープは雨水が溜まりやすく、そのまま放置してしまうと倒れてしまう可能性もあります。ここでは雨水を流せるレクタタープの張り方を紹介します。

メインポール2本を中央に立てる

出典:PIXTA

メインポール2本を使う張り方で、傾斜のある屋根をつくって雨水を地面に流します。また、地面とタープの距離が近くなるので、横からの風も防ぐことが可能。レクタタープの基本的な張り方と同じ手順で、サイドポールを使わないぶん簡単に張れます。居住空間が狭くなりますが雨が上がれば基本的な張り方に戻すことができ、すぐに広いスペースをつくることが可能です。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. ガイロープをタープの四隅にあるハトメに1本ずつ通して、屋根に角度がつく位置にペグを打って固定する
  3. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

基本の張り方+ガイロープで中央を引っ張る

出典:PIXTA

レクタタープの基本の張り方にガイロープを足して雨水の通り道をつくる方法です。短時間で簡単にできるので急な雨に対応できます。また、居住空間も広く設置したテーブルやチェアを移動しないでもできるのがポイント。風を伴わない雨のときにおすすめの方法です。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)4本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. レクタタープを基本的な張り方で設営する
  2. 2本のサイドポールの間にあるハトメにガイロープを1本ずつ計2カ所通す
  3. ガイロープを張り、タープに雨水の通り道ができるようにして、ペグを打って固定する

四辺の中央にポールを立てて四隅をガイロープで引っ張る

出典:PIXTA

4本のポールをレクタタープの辺の中央に立てて四隅に雨水が流れるようにする方法。出入りがしやすく居住空間を広く取れるので、基本的な張り方と同じように快適に過ごせます。やや複雑な見た目になるのでほかの人とは違った張り方をしたいという場合におすすめです。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. ガイロープをタープの四隅にあるハトメに1本ずつ通して、ペグを打って固定する
  3. タープの辺の中央にある2つのハトメにそれぞれサイドポールを通して、その上から2本ずつガイロープをかける
  4. ガイロープを張って、ペグを打って固定する
  5. 10本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)の風に強い張り方

出典:PIXTA

風を避けたいときにレクタタープで壁をつくるアレンジ方法。基本的な張り方から展開できる方法で、壁をつくりたい側のサイドポールを2本外すだけでできます。また、視線を遮る効果もあるので、通路沿いなどでプライバシーを守りたいときにおすすめの張り方です。ただし、強風や逆方向の風が吹くときはタープが破損する可能性があるので、サイドポールを外したり使用をやめたりしましょう。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. 2本のサイドポールを開放したい側の隅にあるハトメに通して、その上からガイロープを1本かける
  3. 立てたサイドポールにガイロープが45°になるように張ってペグで固定する
  4. 壁にしたい側のハトメにガイロープを通して、ペグで固定する
  5. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)の上級者張り方アレンジ

上級者も満足のレクタタープでできる張り方のアレンジについて紹介します。快適性を高められる方法なので、基本的な張り方をマスターした後にチャレンジしましょう。

リビングスペースをテントと連結「小川張り」

出典:PIXTA

テントの入り口にレクタタープをかぶせる張り方が小川張り。雨が降ったときもタープとテントの行き来がしやすく、広い前室のように使用できます。もともとヘキサタープを使用する張り方ですが、レクタタープできれいに張ることも可能です。風に弱い一面もあるので、強い風が吹く場所では違う張り方をしましょう。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • ガイロープ8本
  • セッティングテープまたはガイロープ
  • ペグ8本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. 平坦な場所を選んでタープを広げる
  2. 1本のメインポールをタープの辺の中央にあるハトメに通して、その上からガイロープを2本かけてメインポールを立てる
  3. 2本のガイロープをメインポールに対して45°になるように開いてペグを打って固定する
  4. もう1本のメインポールとタープの間にセッティングテープかロープを取り付ける
  5. 2本のガイロープをかけて、立てたメインポールに対して45°になるように開き、ペグを打って固定する
  6. ガイロープを四隅のハトメに1本ずつ通してペグを打って固定する
  7. セッティングテープの穴の位置やロープの張り具合で高さを調節する
  8. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

大きなリビングスペースが作れる「平面屋根」

出典:PIXTA

レクタタープの面積そのままで日陰がつくれる平面屋根。6本の同じ長さのポールを使うアレンジ方法です。広い居住空間を確保できるので、グループキャンプなど人数の多いときに適しています。平面で張るので雨の予報があるときは雨水が溜まってしまう可能性があり注意が必要です。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール6本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. メインポール6本を使用して、レクタタープの基本的な張り方をする

同サイズのタープを連結してつくる「巨大空間」

出典:PIXTA

レクタタープを連結することで平面屋根のアレンジ方法よりも広い居住空間をつくれます。テーブルとチェアを並べたダイニングスペースや調理をするキッチンスペースなどを複数の家族で共有できます。同サイズのレクタタープでカラーもそろえると見栄えも良くできるのでおすすめです。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体2枚
  • メインポール3本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)6本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. 平坦な場所を選んでタープを2枚広げる
  2. 2本のメインポールをタープ外側の辺の中央にあるハトメに通して、その上からガイロープを2本ずつかける
  3. 立てたメインポールに対して45°になるように2本のガイロープを張って、ペグを打って固定する
  4. 2枚のタープの連結部分のハトメにメインポールを通す
  5. 3本のメインポールを立てて、しっかりと張るようにガイロープの長さを調整する
  6. 6本のサイドポールをタープの四隅と連結部分のハトメに通して、その上からガイロープを1本ずつかける
  7. サイドポールを立てて、45°の角度でガイロープを張り、ペグを打って固定する
  8. 10本のガイロープがしっかりと張るように調整する

車中泊やキャンピングカーに最適な「カーサイド張り」

出典:PIXTA

車にレクタタープを連結するカーサイド張りは、車中泊をする人におすすめの張り方。車を荷物置き場として使うときに雨を気にせず出し入れができて便利です。また、車とレクタタープで目隠しができ、周囲からの視線を遮ることが可能。タープだけで張ることもできますが、車にルーフキャリアを装備している場合は、それに接続することでポールの数を減らすことができます。

    【必要な道具】

  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー

    【張り方の手順】

  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. 2本のサイドポールをタープの車側の隅にあるハトメに通して、その上からガイロープを1本ずつかける
  3. サイドポールを立てて、45°の角度でガイロープを張り、ペグを打って固定する
  4. 壁にしたい側のハトメにガイロープを通して、ペグで固定する
  5. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)を張るのに必要な道具

レクタタープの基本的な張り方やアレンジをする際に必要なものを紹介します。長く使うことになる道具なので大切に扱っていけるギアを選びましょう。

タープポール

FIELDOOR(フィールドア) 伸縮式アルミテントポール 230

スライドして好みの長さにできるアルミ製のポール。先端のピン部分はガイロープが滑りにくいローレット加工を採用し、さびにくいニッケルメッキ加工が施されています。収納時はコンパクトにでき、収納バッグ付きで持ち運びにも便利です。

【基本情報】

  • 使用サイズ(約):直径2.8×高さ94.5~235.5cm(有効長 89~230cm)
  • 収納サイズ(約):高さ94.5cm
  • 重さ(約):1kg/2本

FIELDOOR 伸縮式 アルミテントポール 直径28mm (高さ89~230cm) 3継無段階調節 2本セット 【マットブラック】 収納袋付き 振り出しタイプ 簡単 高さ調節 回すだけ ロック スライド

販売サイトへ

おしゃれなタープポールおすすめ10選!カスタマイズ方法もご紹介

ガイロープ

ATWOOD ROPE(アトウッドロープ) パラコード(550)

パラシュート用に使用されていた550lb(約250kg)の引張強度に耐えられるロープ。軽量性・柔軟性・耐久性が高くアウトドアの使用におすすめです。内部のコアを引き出せば釣り糸や縫合糸などの用途でサバイバルに対応できます。

【基本情報】

  • サイズ:[太さ]4mm [長さ]3m
  • 耐荷重:250kg

アトウッドロープ(Atwood Rope) 万能ロープ パラコード タン 太さ4mm/長さ30m 【日本正規品】 44020

販売サイトへ

タープロープはアウトドア必携の便利アイテム!おすすめ商品5選

ペグ

Soomloom(スームルーム) チタン製ペグ

チタン合金を採用した軽量で耐久性の高いペグ。湿気や雨などでさびにくく、キャンプで使用した後は洗って拭き取るだけで保管ができます。反射材が編み込まれているロープ付きで、夜間光に当たることで安全に使用することが可能です。

【基本情報】

  • サイズ(約):直径0.8×長さ24cm
  • 重さ(約):60g/1本

Soomloomテント タープ用ペグ/ステーク 64チタン合金製 固定ロープ付き7.5mm25㎝8本入り 高強度 耐食 超軽量 アウトドア/キャンプ用品

販売サイトへ

人気ペグ徹底比較!キャンプ・テントにおすすめのアイテム27選

ハンマー

エリッゼステーク アルティメットハンマー

エリッゼステークのペグハンマー。鋼材を熱して材料を一気に潰すことで、高硬度な強靭なつくりに仕上げられています。ヘッドの反対側にあるツノをペグの穴に入れて90°以上回して持ち上げることで、ペグを簡単に引き抜けます。

【基本情報】

  • サイズ:幅3.5×奥行き10.2×高さ30.3cm
  • 重さ(約):570g

エリッゼ(ELLISSE)鍛造 焼入れ ペグハンマー エリッゼステークアルティメットハンマー (ステンレスヘッド×クローム)

販売サイトへ

正しいペグの打ち方を紹介!ペグを知って正しくテントを張ろう


レクタタープ(スクエアタープ)の張り方はバリエーション豊富!

レクタタープの特徴や基本的な張り方、快適な空間がつくれるアレンジ方法を紹介しました。タープは日差し・雨・風などキャンプ中のさまざまな天候状況に対応でき、安心して過ごせる環境をつくることができます。この記事を参考にレクタタープの張り方をマスターして、アウトドアライフを楽しみましょう!

【2024年最新】タープおすすめ59選!人気YouTuberによる選び方解説と愛用アイテム紹介も

関連記事