ダイソーの固形燃料を徹底レビュー!燃料台や五徳を使って湯沸かし検証

ダイソーの固形燃料と周辺ギアの使い方

今回はダイソーの固形燃料と周辺ギア4点(合計440円税込)を購入して、実際にダイソーギアだけで湯沸かしをしてみました。基本的な使い方と、気になった点をレビューします。

1. 固形燃料を、受け皿にセットして五徳に入れる

まずは固形燃料を袋から出し、1個を専用の受け皿に入れます。当然ながらサイズ感はぴったり。受け皿はアルミ合金なので軽くて丈夫そうです。

2. 五徳を組み立てる

続いて、燃料用五徳を設置します。商品には、3枚の薄い金属製の板が入っており、三角形に組み合わせることで五徳になります。板は薄く、側面に強く触れるとけがをする恐れもあるため気をつけましょう。初めてでも30秒〜1分ほどで簡単に組み立てることができました。

3. 固形燃料に五徳をセットする

写真では木製のテーブルを使用していますが、実際に燃焼する際には耐熱テーブルを使用しましょう。

受け皿に入れた固形燃料に、三角形に組み立てた五徳をセットします。五徳の中央に燃料を置くと、火がバランス良く行き渡るでしょう。なお、固形燃料と受け皿五徳の3点の重さは計103gでした。ガスバーナーとガス缶を持ち運ぶ場合、軽いタイプの商品でも計400gほどになるため、ダイソーの固形燃料セットはより軽量だといえます。


検証!ダイソーギアだけで湯沸かし

それでは実際に、ダイソーのギアだけを使って、メスティンで湯沸かしできるのか検証してみます。

火をつけてメスティンで湯沸かし

まず、五徳の上にメスティンを乗せます。米1合を沸かす場合に必要な水の量210mLを入れて、水が沸騰するまでの時間を検証します。固形燃料に火をつけると、ビニールが燃えるようなにおいがして、炎が勢いよく上がりました。着火しやすい商品だと感じます。

ダイソーの固形燃料でお湯が沸くまでの時間は「8分50秒」

そのまま放置し、水が沸騰するまで待ちます。メスティンにいれた米1合分の水が熱湯になるまでに8分50秒ほどかかりました。途中、火の勢いが弱まることはなく、放置しておくだけで湯沸かしできたのは、手間要らずだと感じます。粉末スープや袋ラーメンをつくる際にも問題なく使えそうです。

続いて、固形燃料の燃焼時間はどのくらいか、このまま燃やし続けて計測してみることにします。商品には20〜25分と記載がありましたが、実際はどのくらいの時間、燃え続けるのか検証します。

固形燃料で火が燃え続ける時間は「27分」

最初に火をつけてから27分で、ダイソーの固形燃料は完全に燃え尽きました。パッケージに記載されていた燃焼時間よりも少しだけ長く、火を使うことができたことになります。検証は無風の場所で行ったため、風の強さや気温によっては、多少の誤差が出るかもしれません。

燃焼直後の固形燃料や受け皿、五徳は熱くなっているため扱いには注意が必要です。冷めるまで待つか、グローブなどを着用してから片付けるようにしましょう。五徳は一部が焦げて変色してしまいましたが、変形や溶解はなく、次も使用するのに問題はなさそうでした。

固形燃料を使うときは、火傷に注意しましょう。グローブを使うと安心です

残った固形燃料はケースに収納

使い終わった固形燃料は、ケースに入れておくと安心です。固形燃料は、原料のメタノールが揮発して品質が変わりやすいため、開封したらなるべく早く使い切るのが理想的です。残ってしまった場合は、なるべく空気に触れないようにして保管すると良いでしょう。ダイソーで扱っている固形燃料ケースであれば、ぴったりのサイズで保管できます。

ダイソーに売っている固形燃料ケースは、保管にぴったりのサイズ


【結論】火力調整の不要な料理なら、ダイソーの固形燃料が有能!

検証の結果、全てダイソーで購入した合計400円(税込440円)の商品で、問題なく湯沸かしができました。燃焼時間は27分と、思っていたよりも長い時間、火が使えることに驚きました。火力の調整はできないためメニューが限られてしまうのは難点ですが、10分弱でお湯が沸かせるのは便利だと感じました。

固形燃料と受け皿、五徳を合わせても約100gと軽量のため、キャンプや登山にも持って行きやすく、炊飯や袋ラーメンづくりなど多様な使い方ができそうです。手軽に購入できるダイソーのギアで、アウトドアを楽しんでみてください。

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