100均「ダイソー」のペグを全5種類打ち比べ!用途や実力を徹底解説

ダイソーのペグは実際どうなのか。実物を正直レビュー!

今回は100円ショップダイソーで売られている全5種類のペグを、全て地面に打ちつけて、使い勝手を比べてみました。通常、ペグはロープに対して90°に打ち込んで使用しますが、今回は刺しやすさと抜きやすさを検証するため、地面に対してほぼ垂直に打ち込みました。それぞれの特徴やメリット、デメリットなど実際に使ってみた感想を正直にレビューします。

鉄製ペグ(20cm、ペグマーカー付)【100円(税込110円)】

ずっしりとした重量感のある、丸形の鉄製ペグです。トップ部分には日中に太陽光などの光を蓄えて、夜に発光する物質「蓄光塗料」のマーカーが塗られているのがポイント。夜間に光を発し、トイレに行くときなどの転倒防止に役立ちます。撤収時にも、マーカーがあると目立つのでありがたいですね。

トップには「蓄光塗料」が塗られています

頭部には穴のあいたフックがついており、ロープを固定するのに使えそうです。実際に土の地面に打ってみると、鉄製で重量がある分、すんなりと地中へ入っていきました。打ち込みは簡単だといえます。抜く際も、ねじって回せばスムーズに引き抜くことができました。柔らかい土などの場所で使うのに適していそうです。

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鉄製ペグ(20cm、ペグマーカー付)

鉄製ペグ(30cm、ペグマーカー付)【200円(税込220円)】

先ほど紹介した鉄製ペグよりも、10cm長い商品です。長さがある分、値段は200円(税込220円)で販売されています。重さと長さがあるので、地面に打ち込んだときも安定感があり、風の強い日などにも使えそうです。2〜3人用のキャンプテントにも適しているでしょう。

ダイソーの鉄製ペグ20cm(左)と30cmを比べた様子

デメリットとしては、長いため、引き抜く際に苦労することです。地面の状況によっては、ペグハンマーが必要になります。ダイソーに売っているペグハンマーを合わせて購入しておけば問題なく使えるので安心です。

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鉄製ペグ(30cm、ペグマーカー付)

アルミY字ペグ(18cm、2個、マーカー付、ブラック)【100円(税込110円)】

Y字形のアルミペグです。アルミペグの最大のメリットとして軽量な点が挙げられます。Y字形は丸形に比べて地中での接地面が増えるためよりガッチリと固定できるのがポイントです。実際に手に持ってみると、鉄製の半分くらいの重さに感じます。

黄色いロープが目印になって紛失防止にも役立ちそうです

マーカーは塗料ではなく、ロープでの目印になっています。目立つ色なので見つけやすく、使わないときには束ねることもできて使い勝手が良さそうです。地面に打ち込んだ感触は、短くて丈夫なため比較的刺さりやすいです。抜くときは丸形のペグに比べると多少の力は必要になるものの、素手で抜くことができました。2本で100円というのは「コスパ良し」といえるでしょう。

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アルミY字ペグ(18cm、2個、マーカー付、ブラック)

アルミY字ペグ(23cm、マーカー付、ブラック)【100円(税込110円)】

先ほど紹介したY字形のアルミペグより5cm長い、23cmの商品です。ブラック、グレー、オレンジの3色が展開されています。今回購入したのはブラックですが、オレンジなどの目立つ色であればさらに視認性が高まることでしょう。

ダイソーのアルミY字ペグ18cm(左)と23cmを比べた様子

長さがある分、地面により深く打ち込むことができます。最初に紹介した丸形の鉄製ペグに比べると、やや刺さりにくく、ペグハンマーでトップを打つ回数が10回ほど多くなりました。長くてガッチリと固定できる反面、抜くときには力が必要になります。固い地面にもしっかりと食い込むので、風の強い日などにも対応できそうです。

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アルミY字ペグ(23cm、マーカー付、ブラック)

テント・シート用杭(20cm、4本)【100円(税込110円)】

プラスチック樹脂のポリスチレン素材で作られたテント、シート用のペグです。赤、黄、青のカラー展開があります。最大の特徴は、カラフルで視認性が高い点と、断面が十字形になっている点です。1袋に4本入っているのは「コスパ最強」といえます。

柔らかい土に刺した様子。ペグハンマーで10回ほどヘッドたたくと、少しへこんでしまいました

実際に地面に打ち込んでみたところ、固い土には思うように刺さりませんでした。プラスチックのため、ペグハンマーで数十回たたくと壊れてしまうのではないかと不安になります。ビーチや芝生の生えた柔らかい地面であれば、問題なく使用することができるでしょう。キャンプでの使用はあまりおすすめできません。

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テント・シート用杭(20cm、4本)


「ペグケース」も一緒に購入がおすすめ

ダイソーでペグとあわせて注目したいのが、ペグ専用のケースです。ペグは抜いた後、地面や芝生に置くいておくと、見失ってしまいがちです。また、土がついてテントやフライシート、タープなどを汚してしまう恐れもあります。さらに、多くのペグが刺さりやすいよう先が尖っているので、安全のためにも収納袋に入れて持ち歩きたいですよね。

ダイソーで取り扱いのあるペグ専用のケース(ポーチ)について紹介します。

ペグ収納ポーチ【100円(税込110円)】

縦の長さは約32cmあり、ダイソーで取り扱っている30cmのペグも安全に収納することができます。色味もシックでかっこいいです。収納口には「マジック・テープ」がついているので、中身がこぼれ出る心配がありません。ダイソーの鉄製ペグやアルミY字ペグであれば、15~20本ほど入れることができる大きさです。

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ペグ収納ポーチ

ペグ収納ポーチ(ロールタイプ)【500円(税込550円)】

ロールタイプのワイドな収納ポーチです。値段は500円(税込550円)である分、重厚感のあるしっかりとしたつくりになっています。直径1cmまで、長さ20cm~40cmまでのペグを、計20本まで穴に通して固定しながら収納することができます。

加えて、ペグハンマーも一緒に保管できる仕様なので、グループキャンプや大型テントを設置する際には重宝しそうです。ロール状にして持ち運べ、開いたときに使いたいペグが見つけやすいのもうれしいポイントだと感じました。

【公式サイト】
ペグ収納ポーチ(ロールタイプ)


ダイソーのペグは「買い足し」&「予備」に最適!

ダイソーのペグにはサイズが大小、素材もさまざまあり、安価で手軽に手に入れることができます。実際に地面へ打ちつけてみたところ、鉄製やアルミ製の商品であれば、耐久性に大きな問題は感じませんでした。

むしろ想像していた以上に、夜間の転倒防止など細かい点にも工夫が凝らされ、手ごろな値段で単品買いできる点は魅力的だと感じました。紛失してしまったペグの買い足しや、予備として持っておくのに最適です。

ペグはキャンプの中で欠かせないアイテムです。故障や紛失に備えて、多めに持っていると役立つ商品なので、ダイソーのペグやペグケースを活用して、安全で楽しいアウトドアライフを満喫してください。

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