スキットルの洗い方を解説!使っている人も必見の注意ポイントも紹介

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スキットルとは?

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スキットルとは、お酒を持ち運ぶときに便利に使える小型の水筒。金属製なのでウイスキーやラム、ブランデーといったアルコール度数の高い蒸留酒を入れられます。お尻の形に合わせてラウンドした形状になっており、ズボンの後ろポケットに入れて携帯しても違和感がありません。

スキットルの使い方は簡単で、そのまま口をつけて飲んだり、コップに注いだりしてお酒を楽しめます。アウトドアでお酒を楽しむギアとしておすすめのスキットルですが、飲み口が小さく洗い方がわからないという人もいるでしょう。次項でスキットルの洗い方について詳しく見ていきましょう。

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スキットルの洗い方で注意するポイント!

スキットルの洗い方を紹介する前に基本的なポイントについて知っておきましょう。素材や汚れの種類を把握しておくとスキットルをしっかりと洗えて清潔に保てます。

素材の種類

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スキットルは主に金属が素材として採用されています。ほかにもガラスやプラスチックといった中身が見える素材を使用しているものもあります。それぞれの特徴について確認しておきましょう。

素材 特徴
ステンレス さびに強く耐久性に優れている素材。比較的安価ですが、重量が重くお酒に金属臭が移る傾向があります。
チタン 軽量でお酒に金属臭が移りにくい素材。価格はやや高めですが、耐久性が高いため長い期間使えます。
ピューター 錫(すず)が90%以上使われている合金。抗菌作用があるのが特徴でお酒の雑味をなくし、まろやかな味になります。
さびに強く金属臭がお酒に移りにくい素材。黒ずみが生じることもあるため、定期的な手入れが必要です。
ガラス 透明で中身が見えるのが特徴。衝撃を加えると割れてしまうので、取り扱いには注意が必要です。
プラスチック 軽量で耐久性の高い素材。中身が見えるので汚れを確認できて手入れしやすいです。

スキットルを洗わないとどうなる?

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スキットルで気をつけたいのは菌の繁殖。中身が残っている状態だとカビが発生する可能性があります。また、長年使っていて手入れが不十分なものは、お酒が沈殿して塊になっていたり、内部が腐食していたりすることも。これらを防ぐためにも使用後には適切な洗い方で、スキットルを清潔に保っておく必要があります。


スキットルの洗い方5選

スキットルの洗い方はとてもシンプルです。使用後にしっかりと手入れすることで、清潔な状態で長期間使っていけるのでこまめに洗うようにしましょう。ここでは基本的なスキットルの洗い方から汚れがひどいときの洗い方まで紹介します。なお、重曹や漂白剤を使用する際はゴム手袋を着用しましょう。

お湯と食器用洗剤

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スキットルの洗い方で基本的なのがお湯と食器用洗剤を使う方法。素材を気にせずに洗えるのでおすすめです。

【洗い方】

  1. 食器用洗剤をスポンジにつけてスキットルの飲み口を洗う。
  2. スキットルにお湯を半分ほど注いで、飲み口をスポンジでおさえて振りながら洗う。
  3. 洗剤が落ちるまですすぎ洗いをする。

お湯と重曹

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お湯と重曹を使う洗い方は除菌や消臭効果が期待できる方法。ステンレスのスキットルを洗う際におすすめです。

【洗い方】

  1. スキットルにお湯を半分ほど注いで小さじ1杯の重曹を入れる。
  2. フタをしてふった後、1時間ほど置いておく。
  3. 中身を捨ててしっかりとすすぎ洗いをする。

お湯と漂白剤

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スキットルの汚れが気になるときはお湯と漂白剤を使用する洗い方がおすすめ。ただし、ステンレスや銀のスキットルには使えない方法です。変色してしまうので注意しましょう。

【洗い方】

  1. お湯を張った容器に、お湯の量に対して5%程度の漂白剤を入れる。
  2. スキットルを容器の中に入れてつけ置き。
  3. 約20~30分経過したらお湯でしっかりとすすぎ洗いをする。

お湯とホワイトビネガー

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においが気になるときはお湯と脱臭効果が期待できるホワイトビネガーを使用します。チタンのスキットルは変色してしまう可能性があるので注意しましょう。

【洗い方】

  1. スキットルの1/2程度になるようお湯とホワイトビネガーを同量入れる。
  2. フタをして約1分~1分30秒振り洗い。
  3. 中身を捨ててしっかりとすすぎ洗いをする。

砂やたまごの殻

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スキットルの汚れがひどいときには砂やたまごの殻を使って内部を研磨します。砂を使う際には粒子が細かいものを用意しましょう。また、たまごの殻は細かく砕いて使用します。

【洗い方】

  1. 砂やたまごの殻をスキットルの中に入れてフタを閉めて軽く振る。
  2. お湯と食器用洗剤を足してさらに振る。
  3. 砂やたまごの殻が完全になくなるまでお湯ですすぎ洗いをする。

スキットルの洗い方で一番大切なのは完全に乾かすこと

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スキットルで大切なのは洗った後に乾かすこと。洗い方を実践してきちんと洗えたら、しっかりと乾燥してから保管するようにしましょう。水分が残った状態で保管をしてしまうと、カビや雑菌が繁殖する原因になります。フタを開けた状態で飲み口を下にして乾かすのが基本です。このとき飲み口をふさがないようにすると早く乾かせます。

そのまま保管しても良いですが、雑菌が気になるときは消毒用エタノールを使った消毒がおすすめです。完全にスキットルの内部が乾燥している状態で、消毒用エタノールを注ぎます。フタをして振ってから中身を捨てて再度乾かします。しっかりと乾燥したら保管をしましょう。


スキットルを使う際の注意点

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スキットルは正しく使うことで長い期間使用できます。基本的な使い方や入れてはいけない飲み物について見ていきましょう。

アルコール度数が40%以上のお酒を入れる

スキットルは基本的にアルコール度数の高いウイスキーやラム、ブランデーなどの蒸留酒を入れて楽しむようにしましょう。アルコール度数が40%以上の蒸留酒であれば殺菌効果が期待でき、飲み口の小さいスキットルでも清潔に使っていけます。

ただし、アルコール度数の高い蒸留酒でも、スキットルに入れたまま保管をしているとカビが発生する場合もあるので、使用後は中身を捨ててしっかりと洗うようにしましょう。

清涼飲料水や乳酸菌飲料を入れない

清涼飲料水や乳酸菌飲料を入れないようにしましょう。スキットル内部に傷やさびがあった場合、ジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料を入れると金属が溶け出す可能性があります。それを摂取すると中毒症状を起こすこともあり大変危険です。スキットルは蒸留酒専用として使っていきましょう。
東京都保健医療局


スキットルの洗い方は簡単!使いこなしてお酒を楽しもう

この記事ではスキットルの洗い方や注意すべきポイントについて紹介しました。アウトドアで好きなときにお酒を楽しめるスキットルは飲み口が小さく洗いにくいイメージがありますが、洗い方は至ってシンプル。しっかりと乾かして保管すれば清潔に使用できます。今回の内容を参考に愛用のスキットルを手入れしてみましょう。

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