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【街でキャンプ飯食べ歩記・1食目】東京・茅場町「リワイルド アウトドア トーキョー」でモクモクスモーク!?の巻

【街でキャンプ飯その1】フードスモーカーでつくる本格「燻製」


トップオブザベーコン 1,540円(税込)
手前:STAUB(ストウブ)のホーロー鍋
奥:CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のシングルバーナー

1品目の「トップオブザベーコン」から。

幅23cmの楕円形の鍋の中に、厚切りベーコン3枚・丸ごとジャガイモ3個・ミニトマト2個がぎっしり敷き詰められてサーブされます。これをシングルバーナーで蒸してから、フードスモーカーで燻製していくといった流れ。

ツマミを回しながら火加減調節。調理している感が楽しいです

手前左:スモークチップ「SAKURA(サクラ)」と「HICKORY(ヒッコリー)」
手前右:SOTO(ソト)のマイクロトーチ
奥:GREEN HOUSE(グリーンハウス)のフードスモーカー

鍋で具材を蒸し焼きにしているうちに、フードスモーカーを準備します。

スモーカー上部に投入した燻製チップを着火すると…、ものの数秒で黒いチューブから煙が放出。後は3~5分ほど待つだけで燻製ができあがるそう。こんなものぐさな、いえ、お手軽便利なギアがあるだなんて最高じゃないですか。

スモークチップを投入!

燻製チップ投入口に、香りが強めでお肉に合う「サクラチップ」をパラパラと。クセのない香りのヒッコリーも捨てがたかったですが、それはまた次の機会に。

ガストーチで着火!

スモークチップ全体をガストーチで着火して、すぐに鍋からモクモクと煙が!煙が消えてから待つこと数分。

あっという間に、肉と野菜の燻製が完成しました。簡単で見栄えするものってなぜこんなにも心安らぐのだろう…。

とはいえ、燻した感じに見えない気もしますが香りと味はしっかり付いているのでしょうか?

まずはベーコンを一切れ口にポイッ。燻製特有の木の香りが鼻と口の中で炸裂です。燻製を食べるといつも連想させられるのが、焚き火の風景。焚き火の近くにいると、自分が燻製状態になるからでしょうか。あ~、焚き火したいな!

【本音レビュー】
「厚切りベーコンがめちゃくちゃジューシーでおいしい!聞くところによると、本場ドイツの農業協会(DLG)国際品質競技会にて、2009〜2014年の5年連続金賞受賞した豚バラ肉なんだとか。量的には2人で分けるのがちょうどよさそう!」


【街でキャンプ飯その2】バーナー+メスティンでつくる「パスタ」


ユデッパスティン 770円(税込)
手前:1合炊きメスティン
奥:調味料各種(オリーブオイル、ペッパー、ガーリック、しょうゆ、パセリ、ケチャップ、塩)

2品目は、メスティンとシングルバーナーで調理するパスタ。その名も「ユデッパスティン」です。

オーダーすると、タマネギとベーコン、塩水に浸ったパスタ100g(一人前)がセットされたメスティン、さらに味付け用の調味料セットがテーブルに届きます。

シングルバーナーの上でメスティンを加熱。クツクツと沸騰しだしたらお箸で具材をかき混ぜます。塩水が蒸発してなくなるまで混ぜ混ぜ。この時間が待ち遠しい。早く食べたい!

完全に水がなくなったら、火からおろして調味料を追加。筆者はケチャップを使って大好きなナポリタン風にしてみました。自分好みに味付けできるのがキャンプ飯っぽくて良き!

最後にパセリをかけて完成です。よくできたじゃん!と自画自賛しながら食べ進めると…?

火からおろした後の混ぜが足りなかったのか、なんと左半分が素パスタのまま。とはいえ、「こんな失敗すらもキャンプっぽいじゃない!」とニヤニヤしながら残さずペロリでした。

実は調味料をケチって味付けしたので、全体的に薄味に。感覚よりも少し多めにかけることをおすすめします。

ケガの功名!?ウラ技で失敗を成功に

オイスタージャグジー 660円(税込)

後から調味料を追加するのは負けを認めることになりそう。

ということで、スタッフさんにどうにかならないかと泣きついてみると…、単品メニュー「オイスタージャグジー(アヒージョ)」をおすすめしてもらいました。これもバーナーで温めて贅沢に追いアヒージョ!味が一気にキマるウラ技でした。

【本音レビュー】
「味を自分好みに変えられるということで、3品の中でも”つくってる感”が一番!ただし、自分のセンス次第でおいしくもなるし、その逆もしかり…。ですが、失敗も楽しみのうち。思い出に残る一品になること間違いなし!」


【街でキャンプ飯その3】焼き場でつくる「スモア」

モアスモア 550円(税込)

ラスト3品目は、キャンプの定番スイーツといっても過言ではない「スモア」をオーダー。あぶったマシュマロとチョコレートを、クッキーやビスケットで挟んでいただくしろもの。

竹串に刺さった状態のマシュマロ4本と、全粒粉ビスケット4枚、チョコレート4枚がお皿に並べられます。

あぶるのは、バーナーとかコンロでもできるけれど、せっかくなら雰囲気のある焚き火でやりたいのがキャンパーの性というもの。

店内中央には、スモア調理用の焼き場があるので、立席。スタッフさんがおこしてくれた炭の上であぶります

High Five(ハイファイブ)の固体燃料「COCONUT CHARCOAL(ココナッツ チャコール)」

そういえば、炭もとってもおしゃれ!不要なヤシの実の殻を炭化させて成型したものでした。

エコなうえ、火付きも良く、灰も少ないなんてとってもいいかも。こんな炭があったとは。次のグルキャンの物資提供はこれにしよう!

おいしいスモアを求め、スタッフ間で選び抜いたMISURA(ミスラ)の全粒粉ビスケットを使用!イタリア産です

全部のマシュマロをあぶったら、全粒粉ビスケットにのせて、ビターチョコレートで飾ります。これで完成!

2枚のビスケットでサンドする場合もありますが、同店のビスケットは厚めなので、1枚でつくったほうが食べやすそう。ということで、4つのかわいい作品が完成しました。

なんだか焼き目が薄くない?焦げたら大変と思う心配性とせっかちな性格のおかげで、焼き目がつくまで待てなかったのがいけなかったのかも。ドンマイ。

それにしても、3品すべて、都会のド真ん中のオフィス街で楽しめちゃうのは、すごい!我がキャンプ飯欲も満たされました。

【本音レビュー】
「一口で頬張れるくらいの大きさなので口の周りが汚れないし、口内の水分が全部持っていかれないのが素敵!香ばしいビスケットと甘いマシュマロ、ほろ苦いチョコレートの組み合わせによる、ちょうどよい甘さもおしゃれかも。ただ、一人でキャッキャと焼いている姿は、他のお客さんから見るとちょっと怖いかも!?」


初心者大歓迎!キャンパー同士の交流会も開催

おひとりさまで店に乗り込んだ筆者ですが、誰かと一緒に食事やキャンプがしたいときだってあります。そんな人に朗報なのが、同店のイベントです。

月2回、月曜日の夜に開催される店舗での「交流会」と、2カ月に1回ずつ開催される店舗での「テントの張りかた講習およびキャンプ飯の体験会」&千葉県のキャンプ場での「リアルキャンプ」が用意されています。

特に筆者がおすすめしたいのが「交流会」。4~6人ほどで一つのテーブルを囲み、ギアの選び方から使い方、金額の相場など、アットホームな雰囲気の中で学ぶことができるとか。参加者の男女比はほぼ同じで、年齢層は20~60代とかなり幅広いそうです。

詳細はこちら:キャンプ友達作り&キャンプ始めたいを応援!リワイルド主催の交流会


茅場町駅から徒歩2分!目印は「消防署」

魅力満載なリワイルド アウトドア トーキョーは、東京メトロ「茅場町駅」12番出口から徒歩約2分の距離!

地上に出たら、永代通り「兜町交差点」の横断歩道を渡ったのち右折します(写真右方面)。

100mほど歩くと、対面に消防署を確認。

ほどなくして、店舗へ到着します。方向音痴な筆者でも迷うことなく到着できるのはありがたい限り!店のすぐ隣にはコインパーキングもあるので、クルマでお出かけしても大丈夫です。

【基本情報】
住所: 東京都中央区日本橋茅場町2-1-13 信光ビル1階
電話:03-6661-1290
営業時間:[ランチ]11:00~14:00/[ディナー]14:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:土曜日、日曜日、祝日
公式はこちら:リワイルド アウトドア トーキョー


「いつでもキャンプ飯!」そんなあなたの駆け込み寺

今回は、東京・茅場町にある「リワイルド アウトドア トーキョー」でキャンプ飯を満喫してきました。

キャンプ場でしか使う機会がないシングルバーナーや炭火に癒され、メスティン調理の失敗にほっこりして…。と、普通のディナーとは全く違う体験に大満足。しかも、筆者が苦手とする食材や器材の準備もしなくていい!こんな素敵な場所、きっと近々訪れたくなるはずです!

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