1本で大活躍のYOKAキャンピングナイフ。見た目と実用性に惚れ惚れ!

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異色の経歴を持つアウトドアブランド「YOKA」シリーズのナイフ

「自分が欲しいと思うものを形にする」創業者のこだわりがギュッ!

こちらのキャンピングナイフを作っているのは「トゥエルブトーン」。代表であり、プロダクトデザイナーでもある角田崇氏は、ゲームのドットキャラクターデザイナー、ゲームプログラマーを経て、立体のものづくりへと転向。グッドデザイン賞を受賞した木と紙の工作「プレイデコ」も考案した、おもしろい経歴の持ち主です。

ドットゲームキャラクターの「少ない要素でいかに表現するか」という思考と技術、プレイデコで培った「薄く折りたためる木のプロダクト」のアイデア。こうしたものを織り込み、さらに角田さん自身が掲げる「自分が心から欲しいと思うものを形にする」というコンセプトを土壌に生まれたのが、YOKAのアウトドアシリーズ。

シンプルな中に遊び心と実用性がギュギュッと詰め込まれており、ナイフ1本にも驚くほどの個性を盛り込んでいるのです。


使いやすさと耐久性。まずは考え抜かれたフォルムをチェック

クリーバーナイフをモチーフにしたオールステンレス製

そもそものスタートとして、「持ち歩けるけど調理がしやすい限界サイズ」「劣化しやすいハンドル(柄)をなくしたナイフを作るとどうなるか?」という2つの発想から誕生したというこちらのナイフ。全長20cmというコンパクトさ、ハンドルのないオールステンレスであるということがまさにそのコンセプトを形にしています。

まずサイズ感ですが、邪魔にならずに持ち歩けて手になじむ全長20cm。だけど握りやすく切りやすいよう、形状に工夫がしてあります。海外で肉切り包丁として使われることの多い「クリーバーナイフ」をモチーフにしており、さらに刃にカーブを持たせることで中心に力が入るため、コンパクトながら固いものもストレスなくカット。果物やお肉はもちろん、ホールスパイスなども粉砕可能です。

また、刃渡りとハンドル部分がちょうど10cmずつと均等になっており、重心が真ん中にくるように工夫。手の中で取り扱いやすいバランスになっているそうです。

もう一つのポイントである「オールステンレス」は、通常、木やプラスチックを使うハンドルをなくすことで割れたり雑菌が繁殖することがなく、継ぎ目のない構造のために耐久性の高さも実現。粘りが高く割れにくいモリブデンバナジウム鋼を使用し、研ぎやすさと切れやすさのバランスも考慮しました。


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