• HOME
  • 記事
  • アウトドア
  • 2022年上陸、北欧発「NORTENT」の薪ストーブ対応テントが冬キャンプ市場を席巻する!?

2022年上陸、北欧発「NORTENT」の薪ストーブ対応テントが冬キャンプ市場を席巻する!?

持ち運び・設営が簡単なうえ、悪天候や積雪にも耐える頑丈さ

北欧のトナカイ遊牧民「サーミ族」の伝統的な住居にヒントを得た造り

深い雪の中を、トナカイと共に移動していた遊牧民サーミ族。彼らは、滞在場所が決まると簡単に設営できる小屋「Gamme(ギャム)」を建てて過ごしていたといいます。その家には焚き火の煙出し穴もあり、外が吹雪いていても中は暖かかったそう。そんな「手軽に設営できる暖かな居場所」に着想を得て、現代のGammeを作ったのがこのドーム型テント。サーミ族のように、その日の気分で気に入った場所にほっと息を付ける空間を作ることが可能です。

5本のポールを7か所で交差させて自立させる構造は、テントを立てるまではペグが1本も必要なく、ポールを差し込むスリットも全体の1/3程度、スリットから出る部分はフックに引っ掛けるという方式。このため、テントの形を作るところまでなら大人一人で15分程度と、設営が手軽です。さらに、シルナイロンという軽くて丈夫な生地を使うことで、4人用で5.8㎏という軽量化も実現しました。

過酷な環境でテストを繰り返した耐風・耐寒力

Nortentでは、地質学者などにテントを提供して過酷な環境で使ってもらい、そのフィードバックを商品に反映しているそう。Gammeシリーズも北極圏でテストを繰り返し、ブリザードの中でも耐えられることを実証しています。

また、前述のシルナイロンという生地は軽いだけではなく、風に強く、透湿性がほとんどないため保温性に優れているのも特徴。ほかにも、濡れると膨張して目が詰まる糸を使う、手間のかかる「折り伏せ縫い」で生地を4層にし、縫い目のピッチも最も強度が出る幅にこだわるなど、細部まで妥協がありません。

まだ新しいメーカーながら、ベンチマークにしているのは北欧テントの最高峰メーカー「ヒルバーグ」。老舗の背中を追いかけながらもコストは抑え、品質と価格、実用性、デザインを備えたテントを世に送り出しています。


冬だけじゃない!1年中使える4シーズンテント

細部までこだわった設計で、雪山シーズン以外も快適なテントライフを実現

寒い国で開発されただけあって雪のシーズンが最も得意なテントですが、4シーズン使えるのもGammeの魅力。これまでの北欧テントには入口が1つしかないものが多かったなかで、こちらは入口が2つあるので、両方をオープンにすれば風通しがよく、春や夏も快適に過ごせそうです。

また、入口パネルはメッシュを使った2重構造になっていて虫が入りにくく、シルナイロンには防水・耐光性があり、雨の日や夏の紫外線も安心。一般的なPUコーティングのテントでは5年程度とされる寿命も、シルナイロンならほぼ劣化がなく、長く使えるのだそう。薪ストーブに憧れている人はもちろん、ちょっといいテントに買い替えを考えている人にもおすすめです。

【基本情報】
Gamme4

使用サイズ:約W315 × D315 × H160cm
収納サイズ:約68 × 26cm
重さ:約5.8kg(ペグ、ポール含む)
材質:本体/Nylon6(リップストップシルナイロン 40D)3,000mm
ポール/アルミニウム ×5本
ペグ/アルミニウムペグ ×24本
収容人数:4人(インナーテント使用時は3人)

Gamme6
使用サイズ:約W370 × D370 × H185cm
収納サイズ:約68 × 32cm
重さ:約7.6kg(ペグ、ポール含む)
材質:本体/Nylon6(リップストップシルナイロン 70D)3,000mm
ポール/アルミニウム ×5本
ペグ/アルミニウムペグ ×24本
収容人数:6人(インナーテント使用時は4人)

Gamme8
使用サイズ:約W432 × D432 × H216cm
収納サイズ:約68 × 32cm
重さ:約12kg(ペグ、ポール含む)
材質:本体/Nylon6(リップストップシルナイロン 70D)3,000mm
ポール/アルミニウム ×5本
ペグ/アルミニウムペグ ×24本
収容人数:8人(インナーテント使用時は6人)

※インナーテントは別売
※ご自身にてシーム処理を行っていただく必要があります。付属のシームシーリング剤や、ギアエイドのシームグリップ+SIL(別売り)などを縫い目に塗布してください。
塗布後は24時間置いてからご使用ください。


Gammeシリーズなら雪中キャンプも快適。冬ならではのテント時間が楽しめる!

寒さが億劫でついつい足が遠のいてしまう冬のテント泊も、「Gamme」シリーズなら違う世界を見せてくれそう。煮込みや焼きリンゴなど、時間をかけた料理に挑戦して、できあがるまでの時間、おいしい匂いに包まれながら好きな本や音楽をお供に過ごすのもオツですね。この冬は、テントに薪ストーブを持ち込んで雪景色を楽しんではいかがでしょうか。

関連記事