ペレットストーブとは?機種選びで後悔しないためのポイントやおすすめを紹介

ペレットストーブを利用するデメリット

出典:PIXTA

種類によってはキャンプでも使えるペレットストーブですが、問題点もいくつかあります。ここでは、ペレットストーブのデメリットを紹介していきます。

使い方を間違えると暖かくならない場合もある

ペレットストーブは、ストーブの種類ごとに適合する木質ペレットがあります。もし適合しない木質ペレットを選んでしまうと、部屋がなかなか暖かくならない場合もあります。

他にも、メンテナンスを怠ったり湿気ている木質ペレットを使うと、「思ったより暖かくない」と感じることも少なくありません。一般的なストーブとは勝手が違うので、利用する際には説明書を必ず読むようにしましょう。

近隣住民の迷惑になる場合もある

出典:PIXTA

ペレットストーブを家に設置すると、近所から苦情がくる場合もあるので注意が必要です。「煙が洗濯物にあたる」「音がうるさい」などの苦情がきて、近所トラブルになる恐れもあります。音が気になるなら薪ストーブや石油ストーブ、灯油ストーブの方が静かなのでおすすめです。

キャンプで使用する際にも、他のキャンパーに対する配慮を忘れてはいけません。中には音が響くペレットストーブもあるので、夜は使用しないなどのルールを設けることが大切です。

ランニングコストとして燃料代がかかる

出典:PIXTA

ペレットストーブには木質ペレットが必要ではあるものの、ランニングコストがかかります。1日中燃やし続けてしまうと、その分の費用が毎回かかることになるので注意が必要です。以下では、1日8時間ストーブを使用した場合のランニングコストをストーブの種類別でまとめました。

ペレットストーブ 1日約500円ほどで、1ヶ月だと約15,000円
薪ストーブ 1日約1,000円ほどで、1ヶ月だと約30,000円
石油ストーブ 1日約130円ほどで、1ヶ月だと約4,000円
灯油ストーブ 1日約200円ほどで、1ヶ月だと約6,000円

ペレットストーブの燃料代は薪ストーブに比べて安く済むものの、石油ストーブや灯油ストーブに比べて少々高値になるので注意しましょう。

自宅に設置する際には費用がかかる

出典:PIXTA

自宅に設置をする場合、ペレットストーブだけでなく配管の設置も必要となり、一定の費用がかかります。本体価格に加えて設置工事費や輸送費が発生するので、初期費用は高額になりがちです。

本体価格が20~100万円前後となっており、取付だけでも10~40万円前後の費用はかかります。補助金制度を活用すれば一部費用が免除されるので、自治会の公式HPをチェックしておくことが大切です。

定期的に掃除をしなくてはいけない

空気の流れを良くして暖かさをキープするためにも、ペレットストーブは定期的に掃除をしなくてはいけません。灰受けや燃焼皿、窓ガラスなどは週に1度掃除しておく必要があります。

目に見えにくい熱交換部や燃料タンクも見逃しがちなので、定期的に掃除をしていきましょう。ペレットストーブの排気筒は利用するほど劣化していくので、掃除と一緒に点検をしておくのがおすすめです。


ペレットストーブの基本的な使い方

出典:PIXTA

ここでは、ペレットストーブの基本的な使い方をまとめていきます。以下の手順通りに進めていけば、問題ありません。

  1. 本体にある燃料タンクに木質ペレットを入れる
  2. 燃焼ポットに灰が溜まっている場合は除去する
  3. スイッチを入れて、着火ヒーターを熱する
  4. 木質ペレットに火がつき始めたら、無色透明の煙が出てくる
  5. 使い終わったらスイッチをオフにする

スイッチを入れれば、給排気のファンと熱量供給のスクリューが回り始めるのでチェックしておきましょう。スイッチをオフにしても、20分〜30分は給排気のファンは回り続けます。種類によってはファンの回る音がうるさい場合もあるので、選ぶ際には注意しましょう。


ペレットストーブで後悔・失敗しないために注意すべきポイント3つ

出典:PIXTA

念願のペレットストーブを購入した後に、「思っていたのと違った」と後悔してしまう人は少なくありません。ここでは、ペレットストーブで後悔・失敗しないために注意すべきポイントをまとめていきます。

自宅設置時は家の気密性や断熱性が高いかを確認しておく

出典:PIXTA

自宅にペレットストーブを設置する場合、家の気密性や断熱性が高いかをチェックしておきましょう。気密は家の内側と外側の空気を流通させないという意味で、断熱は内部の熱を外に逃さない仕組みを意味します。

気密性や断熱性が低い家でペレットストーブを使用した場合、外の冷たい空気が部屋の中に入り、暖かい空気が一気に冷えてしまいます。部屋の中を暖かい状態に保つためにも、高気密・高断熱の部屋に設置するようにしましょう。

運転音がうるさい機種もある

電源を使用するタイプのペレットストーブは、運転音がうるさいというデメリットがあります。温風を強くすることで音がうるさくなる場合もあるので、注意が必要です。

他にも、木質ペレットの自動投入機能がついたストーブの場合、投入するたびに音が鳴ります。音に敏感な人だと「音がわずらわしい」と感じるケースも多いので、口コミなどを確認してから購入するかを検討すると良いでしょう。

安全対策を行った上で設置をする

出典:PIXTA

ペレットストーブを利用する場合、本体や排気口は高熱になります。あやまって触ってしまうと火傷の危険性もあるので、しっかりと安全対策を行った上で設置をしていきましょう。

対策方法として、ペレットストーブの周りに安全柵をつける方法があります。狭い部屋に設置をすると窮屈に感じる場合もあるので、広い間取りのある部屋で設置するのがおすすめです。キャンプ場で使用する際は、子供が触らないように常に大人が側にいるなどの工夫を凝らすのも良いでしょう。


キャンプ用の小型ペレットストーブおすすめ機種4選

出典:PIXTA

ペレットストーブの種類によっては、外に持ち運びができてキャンプでも使用できるものもあります。ここでは、キャンプ用の小型ペレットストーブを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

UNIFLAME ペレットストーブ

わずか5分で組み立てできる、ソロキャンプにも最適なペレットストーブです。屋外で2mほど離れて使用していても、下半身からゆっくりと暖めてくれます。天板の上にはフライパンや鍋が置けるので、料理を作ることも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • 屋外で使用しても暖めてくれる
  • 天板の上で料理を作れる
【基本情報】

  • サイズ:約20.3×55×285cm
  • 収納サイズ:約20×55×37cm
  • 重量: 約9.1kg

[ユニフレーム] UFペレットストーブ 689059

販売サイトへ

Soomloom ペレット・薪兼用ストーブFIRESOME

素材はステンレス鋼を使用しており、耐久性・耐熱性に優れているペレットストーブです。扉をあけずとも、火の管理や調節ができるという特徴があります。天板の上には調理器具が置けることから、解凍や加熱、調理作業など簡単な料理を作ることも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • 耐久性・耐熱性に優れている
  • 火の管理や調整が簡単にできる
【基本情報】

  • サイズ:約51×46×255cm
  • 収納サイズ:約41×21×31cm
  • 重量: 約11kg

Soomloomペレット・薪兼用ストーブFIRESOME 木質燃料・ウード暖炉 煙突 テント調理 ステンレス鋼 バーベキューBBQ 焚き火 キャンプヒーター・ウォーマー多用途

販売サイトへ

ミミモト パレット クックストーブ

二次燃焼を可能にした送風ファンが内蔵され、20,000BTUの高出力に対応したペレットストーブです。内蔵バッテリーへのUSB充電もでき、使い勝手の良いストーブになります。別売りのヒーターアクセサリーを取り付ければ、暖をとりながら簡単な料理を作ることも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • 20,000BTUの高出力に対応
  • 内蔵バッテリーへのUSB充電に対応
【基本情報】

  • サイズ:約36.5×30.1×30.1cm
  • 重量: 約4.1kg

ミミモト パレット クック ストーブ サイズ:約31×31×37cm #9400-000-0000

販売サイトへ

Locomo アウトドアストーブ COMPACT

「ペレットシステム装置」を装着すれば、ペレットストーブにもなるアウトドアストーブです。最大10Lのペレットを投入でき、1度燃焼すれば6〜8時間は燃焼が続きます。ペレットストーブと薪ストーブどちらにも対応できるので、両方試してみたい人におすすめです。

【hinataのおすすめポイント】

  • ペレットシステム装置に最大10Lのペレットを投入できる
  • ペレットストーブと薪ストーブどちらにも対応可能
【基本情報】

  • サイズ:約36.5×36.5×37cm
  • 重量: 約15kg

ロコモ アウトドア薪ストーブ/COMPACT OG1812C112 キャンプ 焚き火台 LOCOMO

販売サイトへ


自宅用のペレットストーブおすすめ機種5選

出典:PIXTA

ペレットストーブを自宅に設置して、家の中におしゃれな空間を作りたいという人は少なくありません。ここでは、自宅用のペレットストーブを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

Laminox HotSpot13

無電源で家の外にも設置できるペレットストーブです。二次燃焼システムを採用しているので、煙が出ず、臭いの心配もありません。キャスター付きで移動が簡単にできるので、屋内外好きな場所に設置できます。

【hinataのおすすめポイント】

  • 電源が必要ないので家の外にも設置可能
  • 煙や臭いの心配をしなくて良い
【基本情報】

  • サイズ:約54.6×52×211.8cm
  • 重量: 約90kg

無電源 ペレットストーブ パティオヒーター HOT SPOT 13 アウトドア 屋外 災害 防災

販売サイトへ

ハーマン ペレットストーブ XXV

美しい装飾で薪ストーブをイメージさせるペレットストーブになります。鋳鉄ならではの重厚感があり、オプションで煙突を設置することも可能です。安全装置として、「点火安全装置」や「燃焼制御装置」などが備えられているので、家の中でも安心して使用できます。

【hinataのおすすめポイント】

  • 美しい装飾で重厚感がある
  • 安全装置が豊富
【基本情報】

  • サイズ:約274.8×79.1×67.9cm
  • 重量: 約170kg

【ハーマン ペレットストーブ】XXV

販売サイトへ

エディルカミン ペレットストーブ POINT

コストパフォーマンスに優れたペレットストーブです。シンプルなセラミック外装が特徴的で、イタリアならではのハイセンスなデザインを採用しています。タイマー機能も内蔵されており、利用したいタイミングで自由に着火することも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • コストパフォーマンスとシンプルさを両立したペレットストーブ
  • タイマー機能が内蔵されている
【基本情報】

  • サイズ:約45×50×93cm
  • 重量: 約137kg

【エディルカミン ペレットストーブ】POINT

販売サイトへ

ホンマ製作所 ペレット・薪兼用ストーブ

ペレットだけでなく、薪も兼用で使用できるストーブです。二次燃焼機能が搭載されており、綺麗な排気を実現しています。天板温度は約300℃となっており、鍋料理を作ることも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • ペレットと薪の両方を兼用できるストーブ
  • 二次燃焼機能が搭載
【基本情報】

  • サイズ:約45×40×78cm
  • 重量: 約86kg

【エントリーでポイント7倍】HONMA ホンマ製作所 ペレット・薪兼用ストーブ ゆらぎ YFE-78 12400 【代引不可】

販売サイトへ

TOYOTOMI ペレットストーブ STAR

デザインがおしゃれで、イタリアンストーブメーカーでも有名なMCZ社が作ったペレットストーブです。点火から火力調整、消火までを操作パネルにあるスイッチ1つで簡単にできます。7つの安全装置が搭載されており、災害時に起こる二次被害を防ぐことも可能です。

【hinataのおすすめポイント】

  • イタリアンストーブメーカーでも有名なMCZ社製
  • スイッチ1つで簡単に操作可能
【基本情報】

  • サイズ:約52×53×105.7cm
  • 重量: 約135kg

【送料無料】【カードOK】イタリアMCZ社製ペレットストーブ STAR SP(ボディカラー:ソルトペッパー)☆今話題の木質ペレットを燃料に使うストーブです。★商品が重量物の為、宅配便で発送出来ない為、個人様宛では無く、設置会社宛までのお届けになります。★

販売サイトへ


お気に入りのペレットストーブを見つけよう!

出典:PIXTA

ペレットストーブは木質ペレットを使用した、環境に優しいストーブになります。薪ストーブよりも煙や匂いも出にくく、小型のペレットストーブを選べば外に持ち出すことも可能です。寒い冬を乗り越える際に役立つアイテムでもあるので、冬キャンプを最大限楽しみたい場合はぜひ利用を検討してみてください。

関連記事