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焚き火シートを徹底比較!ワークマンや100均などのおすすめアイテム10選
焚き火シートの選び方
安全に利用できる焚き火シートの選び方を解説します。焚き火シートには大きさや形の違いだけでなく、素材や耐熱性など、製品によってそれぞれ特徴があります。焚き火台や利用環境に合わせて、ぴったりの焚き火シートを選びましょう。
連続使用温度が700℃以上のものを選ぶ
焚き火シートを選ぶときは、連続使用温度(耐熱温度)が700℃以上のアイテムが一つの目安。連続使用温度とは、継続して熱が加わったときに耐えられる温度を示します。
焚き火の温度は700℃以上にもなるといわれているため、薪の灰や火の粉が落ちたときの地面へのダメージを軽減するには、連続使用温度が700℃以上の焚き火シートが理想です。特に高さの低い焚き火台や長時間焚き火を楽しみたい人は、連続使用温度が高いものを選ぶようにしましょう。
焚き火台+薪を置くスペースが取れるサイズを選ぶ
焚き火シートは、焚き火台に加え、薪や火ばさみなどを置くスペースのある大きめのサイズを選びましょう。目安としては焚き火台の4倍程度。大きめのアイテムを選ぶことで、広いスペースで地面へのダメージを防げます。
また、焚き火シートがあれば、地面が濡れていても薪を湿らさずに済む点も魅力。焚き火に必要なものを一カ所にまとめておくと、暗闇の中で道具を紛失しにくくなります。
角にペグ穴が付いているものを選ぶ
焚き火シートは、角に穴があり、ペグで固定できるものがおすすめです。固定することで風が強い日のキャンプでも焚き火シートがあおられず、安心して焚き火を楽しめます。芝生や雑草が伸びている場所では、焚き火シートが浮いてしまい見た目が不格好になることもあるので、ペグでしっかり固定して見た目もかっこよく、安全に焚き火を行いましょう。
素材(繊維)で選ぶ
焚き火シートの素材は、主にガラス繊維、シリカ繊維、耐炎繊維の3つ。また、元の素材にコーティングが施されたものや、水や汚れに強いアイテムも販売されています。
それぞれ価格や連続使用温度などが異なるため、環境や予算にあったアイテムを選びましょう。
ガラス繊維
ガラス繊維の焚き火シートは、安価で種類が豊富です。グラスファイバーと表記されているものもガラス繊維の一種で、細い糸状にしたガラスを布状に織ってつくられています。布状ですが、素材はガラスのためチクチクする感触があり、手袋を着けて扱うのがおすすめです。
これからキャンプを始める人は、まずはガラス繊維の焚き火シートから試してみるのがおすすめです。
シリカ繊維
シリカ繊維も元の素材はガラスですが、特殊な加工を施しているため通常のガラス繊維より耐熱性が高いのが特徴です。連続使用温度が1,000℃以上のアイテムが多く、焚き火での利用はもちろん、火を使う現場作業では「スパッタシート」という名前で利用されているそう。価格はやや高めですが、長時間焚き火を楽しみたい人は、安心して使えるアイテムです。
耐炎繊維
耐炎繊維の焚き火シートは、シリカ繊維と同様に耐熱性の高さに加え、柔らかな素材でガラス繊維のようにチクチクしないのが特徴です。細い繊維をギュッと固めたような質感で、カーボンフェルトと表記されることもあります。シリカ繊維と同等の耐熱性がありながら、コスパのよさも大きな魅力です。
素材 | 価格 | 耐熱性 |
---|---|---|
ガラス繊維 | ◎ | ○ |
シリカ繊維 | △ | ◎ |
耐炎繊維 | ○ | ◎ |
焚き火シートおすすめランキング10選
人気の焚き火シートを「断熱性」「焦げつきにくさ」の2つの観点で、hinata編集部が徹底検証。おすすめのアイテムを、総合評価が高かった順にランキング形式で紹介します!
※ランキング一覧表の価格はランキング公開時のもので、変動している場合があります
【1位】Montagna 焚き火グランドシート
【総合評価5.00】
断熱性5.00|焦げつきにくさ5.00
断熱性、焦げ付きにくさどちらも満点で堂々の第1位!
ごく平凡なガラス繊維の焚き火シートですが、バーナーで直接熱を加えても見た目の変化がほとんどなく、地面の温度上昇もごくわずかの優秀な結果に。保存袋も付属で携帯性もgood!シンプルなデザインで見た目のおしゃれさはありませんが、信頼して利用できる焚き火シートです。
- 使用サイズ:78×58cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:225g
- 素材:グラスファイバー、銅
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:550℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:あり
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:47℃
Montagna 焚火グランドシート 約W78×H57cm HAC2877 ブラック
【2位】バンドック 焚き火シート
【総合評価4.99】
断熱性4.98|焦げつきにくさ5.00
耐炎繊維で熱の影響を軽減!扱いやすさも魅力!
厚みのある真っ黒なフェルトのような素材で、ゴワゴワせず柔らかい質感。ガラス繊維のようなチクチク感は全くありません。バーナーの火を当てると細い繊維がチリチリと燃えましたが、うっすら茶色く変色した程度。地面への熱の影響も少なく耐炎繊維のすごさを実感できるアイテムです。
- 使用サイズ:60×60×3.5cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:140g
- 素材:カーボンフェルト
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:700℃
- ペグ穴の有無:なし
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:なし
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:48℃
BUNDOK(バンドック) 焚き火 シート BD-498 カーボンフェルト 耐火 マット
【3位】DOD タキビバビデブーS
【総合評価3.94】
断熱性4.88|焦げつきにくさ3.00
ダブルレイヤー構造が心強い!デザイン性の高さもgood!
ガラス繊維生地が二重になっていることに加え、両面シリコンコーティングされているので耐火性はばっちり!シリコンコーティングで、雨の日でも薪や道具をぬらさずにキャンプを楽しめます。持ち運びに便利なコンパクトサイズの収納袋付き。
- 使用サイズ:65×65cm
- 収納サイズ:17×6×27cm
- 重さ:500g
- 素材:ガラス繊維
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:250℃
- ペグ穴の有無:なし
- コーティング加工:両面シリコン加工
- 収納袋の有無:あり
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:53℃
DOD(ディーオーディー) タキビバビデブーS 焚き火シート 0.8mm極厚 チクチクしにくい【収納バッグ付】FR1-904-KH カーキ
【4位】YIEMAESHUM 焚き火シート
【総合評価3.89】
断熱性3.78|焦げつきにくさ4.00
シリカコーティングで焦げ付きにくい!
表はガラス繊維ですが、裏面は耐熱性の高いシリカコーティング加工が施されているアイテム。表は茶色く焦げましたが、裏面はほぼ変色などなくシリカ素材の実力を実感できました。シリカ繊維は耐水性も強いので、ぬかるんだ地面での利用も安心です。
- 使用サイズ:80×60cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:-
- 素材:ガラス繊維
- 瞬間使用温度:1,500℃
- 連続使用温度:600℃(作業温度)
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:裏面シリカコーティング
- 収納袋の有無:あり
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:109℃
?YIEMAESHUM 焚き火シート 耐熱 防炎 焚火台 80*60 収納袋付
販売サイトへ
【5位】ロゴス たき火台シート(80×60cm)
【総合評価3.50】
断熱性3.99|焦げつきにくさ3.00
断熱性の高さに加え、使いやすいサイズ感も高評価
焚き火台に加え、薪や火ばさみなどを置くスペースが確保できるサイズ感が高評価!長方形なので、折りたためば卓上での利用もOKです。角にペグ穴もあるので、芝や雑草が伸びている場所でもしっかり固定できます。
- 使用サイズ:80×60cm
- 収納サイズ:15×20×1.5cm
- 重さ:270g
- 素材:ファイバーグラス
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:500℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:なし
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:98℃
ロゴス(LOGOS) たき火台シート 81064021
【6位】コールマン ファイアープレイスシート
【総合評価3.38】
断熱性3.76|焦げつきにくさ3.00
ブランドロゴがかっこいい!大勢で焚き火を囲むのにおすすめ
中央に焚き火台を置き、みんなで焚き火を囲むのにバランスがいい正方形の焚き火シート。大きめのブランドロゴで、見た目の雰囲気にもこだわりたい人におすすめです。バーナーで火を当てると茶色く焦げてしまったので、燃えた薪が落ちた場合はすぐに拾いましょう。
- 使用サイズ:80×80cm
- 収納サイズ:22×22×4cm
- 重さ:330g
- 素材:グラスファイバー
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:600℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:なし
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:110℃
コールマン(Coleman) 焚き火シート ファイアープレイスシート 約80×80cm
【7位】ゼンキャンプス 焚き火専用シート(ブラック シリコン加工モデル)
【総合評価3.16】
断熱性4.31|焦げつきにくさ2.00
無骨サイトに似合う、クールなブラックカラー
クールにまとめたサイトでも悪目立ちしない、オールブラックのかっこいい焚き火シートです。断熱性は高評価でしたが、バーナーの火を当てると表面のコーティングがチリチリと焦げ落ちてしまい、総評価は7位の結果に。しかし、焚き火台のほかに薪や火ばさみなどを置けるスペースを確保できるのは、うれしいポイントです。
- 使用サイズ:95×60cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:430g
- 素材:ガラス繊維
- 瞬間使用温度:1,500℃
- 連続使用温度:550℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:シリコンコーティング
- 収納袋の有無:あり
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:82℃
ZEN Camps 焚き火シート チクチクしない 焚き火台シート シリコン ブラック 黒 スパッタシート 耐火 耐熱 シート キャンプ 芝生保護【日本ブランド】
【8位】ワークマン 焚火耐熱シート
【総合評価2.83】
断熱性3.66|焦げつきにくさ2.00
多くの店舗で購入できる手軽さが魅力!高火力には注意
ワークマンで販売されている焚き火シート。手軽に購入できるのは大きな魅力ですが、バーナーの火を当てると中央部分が溶けてしまい、焦げ付きやすさに不安が残る結果に。高さの低い焚き火台や、長時間の利用は十分に注意しましょう。
- 使用サイズ:60×80cm
- 収納サイズ:17×29cm
- 重さ:250g
- 素材:グラスファイバー
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:550℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:あり
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:115℃
多くの店舗で購入できる手軽さが魅力!高火力には注意
【9位】キャプテンスタッグ 焚火シート80×80cm
【総合評価2.97】
断熱性2.93|焦げつきにくさ3.00
ワイドサイズで大きめの焚火台もOK!薪の落下には気をつけて
大型の焚き火台でも利用できるワイドサイズですが、断熱性はやや物足りない結果に。薪が落ちにくい深めの焚き火台を利用し、万が一燃えている薪が落ちたらすぐに拾うように注意しましょう。サイズが大きいので、片付けはしやすく、地面を守れる範囲が広いので安心して利用できます。
- 使用サイズ:80×80cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:350g
- 素材:グラスファイバー
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:700℃
- ペグ穴の有無:ハトメ×4
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:なし
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:152℃
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 焚き火台シート 焚火シート 80×80cm 耐熱温度700℃ グラスファイバー製 UG-3300 ベージュ
【10位】ダイソー 焚き火用シート
【総合評価2.57】
断熱性3.14|焦げつきにくさ2.00
卓上での利用にはマスト!ミニマムキャンプにおすすめ
多くのアウトドアグッズが販売されているダイソーの110円(税込)の焚き火シートです。風で拭きどぶほど軽量でプラスチックのような質感。かなり薄いので芝生の上で利用するには不安がありますが、卓上で利用するには適度なサイズ感。荷物を軽量化したい人にはおすすめです。
- 使用サイズ:30×30×0.2cm
- 収納サイズ:-
- 重さ:-
- 素材:ガラス繊維
- 瞬間使用温度:‐
- 連続使用温度:260℃
- ペグ穴の有無:なし
- コーティング加工:なし
- 収納袋の有無:なし
【検証結果】
バーナーで加熱して15秒後の地面の温度:141℃
卓上での利用にはマスト!ミニマムキャンプにおすすめ
卓上用のおすすめバーナーシートは以下の記事でも紹介しています!
焚き火シートの使い方
焚き火シートの使い方は至ってシンプル。焚き火台の下に敷くだけでOKです。焚き火台が安定する平らな地面で使いましょう。大きめの焚き火シートを選べば、燃えた薪が転がっても安心。また、余ったスペースに薪を置いておけば薪入れがしやすいうえ、焚き火で薪の水分が蒸発して燃えやすくなります。
ちなみに、焚き火シートの上に薪を置いて直に焚き火をするのは絶対にNG!焚き火シートを広げておけば瞬間的には地面へのダメージは軽減できますが、高熱が続くと芝生は簡単に焦げてしまうので要注意です。
地面を傷つけずに「直火」を楽しむ方法は以下の記事をチェック!
親子で直火を楽しむ!「地面を傷つけない焚き火のやり方」徹底マニュアル
焚き火シートを利用してマナーを守って焚き火をしよう!
芝生や草花を焚き火の熱や灰から守る焚き火シート。焚き火シートを使えば、面倒な炭の片付けもはかどります。
多くのキャンプ場では、直火禁止、焚き火台や焚き火シートの利用がルールになっていますが、マナーを守らない利用者が多いのも悲しい事実。美しい自然の中で焚き火やキャンプを楽しめるように、焚き火をする際は焚き火シートを用意しましょう。
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