「パリ五輪」やり投げ北口榛花、室伏広治氏以来12年ぶりの投てき種目メダル獲得に自信
北口榛花(写真:ロイター/アフロ)
いよいよパリオリンピック開幕が近づき、日本代表のメダル候補者たちに高い注目が集まっている。
陸上競技女子主将に決定したやり投げの北口榛花(26/JAL)もメダル獲得が期待される選手の1人だ。
投てき種目では2012年ロンドンオリンピックで室伏広治氏が銅メダルを獲得して以来メダルを獲得していない日本だが、今回のパリオリンピックでは北口のメダル獲得の可能性が高い。
金メダルを狙える実力者である北口榛花
東京オリンピックでは左わき腹を負傷していたこともあり12位となった北口。
しかし、その後2022年6月に行われた万達ダイヤモンドリーグで優勝し、7月に行われたオレゴン世界選手権では銅メダルを獲得。
2023年8月のブダペスト世界選手権では66m73という大記録を出し金メダルを獲得。
同年9月のダイヤモンドリーグファイナルでも優勝した。
2024年に入っても勢いは止まらず、6月の日本選手権優勝。
7月のダイヤモンドリーグモナコ大会でもシーズンベストとなる65m21を記録し優勝を果たしている。
現段階でやり投げ女子競技の中ではトップ3に入る実力者となっている。
金メダル獲得はやはり65m以上が必須か
パリオリンピック前最後の大会となったダイヤモンドリーグロンドン大会では、62m69の記録で4位となった。
優勝して勢いをつけてパリオリンピックという流れには持っていけなかったが、コンディションは悪くない。
この大会で優勝したマッケンジー・リトル(オーストラリア)は66m27の記録を出しており、やはりパリオリンピックにおける金メダルの指標は「65m以上」であるのは間違いないだろう。
北口本人も、「パリでは65m以上を投げたい。そして金メダルを目指したい」と公言している。
パリオリンピックにおける女子やり投げ競技は、8月7日に予選、11日に決勝が行われる。
果たして北口は前評判通りメダルを獲得できるのか。
そして65m以上の大投てきで金色に輝くメダルを掴み取ることができるのか。
定評のある勝負強い投てきを期待しよう。
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