最高の一瞬『準決勝ならではの光景』

 

これは男子100mの準決勝なんですが、最初に写真左のジャマイカのキシェーン・トンプソン選手が顔を横にして隣を見て、隣のアメリカのケニー・ベドナレク選手が見返したみたいな感じでゴールするところです。

ベドナレク選手がこのレース1位、トンプソン選手が2位で共に決勝へ進むんですが、決勝を前にした挑発合戦というか、「俺のほうが速いだろ!」といった誇示のやり合いがありました。

日本の選手ではなかなか見られるものではないので、世界トップクラスはこういうことが普通にあるんだなと、面白くなりました。

これは準決勝ならではの光景と思います。ひとつ前の予選だと準決勝に進むような先頭の選手たちは、大抵最後は力を落として流してゴールします。一方決勝ではみんなラストまで全力で走り切ることが多いので、こうした光景はなかなか見られません。
 

 

 

岸本勉(きしもと・つとむ)
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。
2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。
オリンピックは夏季冬季合わせて15大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。
国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
Instagram:@picsport_japan
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