最高の一瞬『撮りやすい選手』

 

陸上110メートルハードルの村竹ラシッド選手。昨年のパリオリンピックでは日本人として初めて決勝に進み5位に入賞した、日本陸上界のトップランナーです。今後も注目される選手の一人であることは間違いありません。

写真は5月のセイコーグランプリ陸上の時のもの。村竹選手は真ん中のレーンを走っていたので、手前に速い選手が来ると被ってしまってこうした横からの写真は撮れないんですが、この時は村竹選手が頭一つ抜けてきたのでいい写真が撮れました。

以前だと日本選手は競り合いに埋もれてしまって、なかなか個人の写真が撮りにくい面がありました。そういった意味では、村竹選手はいろんな写真が撮りやすい選手ということになります。

 

 

岸本勉(きしもと・つとむ)
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて15大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
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