THINK SPORTS『野球と記録』
9月、大谷翔平の「50-50」の話題が連日メディアを賑わせた。
50本ホームランを打ち、50回盗塁を決める。確かに多くのホームランを打つにはパワーをつけて、体も大きくしないといけないだろう。それなのに速く走れるというのは、すごい才能で。記録的だ。
ただ、こうした記録が昔から残っていて継がれているのが、野球というスポーツの面白いところで、すごいところ。「記録」を大切に扱ってきたことで、多くの話題が提供される。
9月当時、大谷の所属するドジャースは優勝争いもしていたので、そちらの話もニュースになるが、仮に優勝争いをしていなくても、記録の話題があればニュースになり、ファンは盛り上がるのだ。実際、昨年までのエンゼルスの大谷の周りはそういう状況だった。
スポーツでは通常、チームが優勝争いに絡めなかったり、弱かったりすると、そのチームははあまり話題にならないケースがほとんど。
だから、やはりスポーツは勝敗が第一に関心となるもの。その点を考えると、野球はつくづく記録と相性のいいスポーツなのである。
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