最高の一瞬『壮観な風景_カンプ・ノウ(サッカー)』

FCバルセロナのスタジアム、カンプ・ノウもバルセロナを象徴する建物だと思います。ただ、撮るのは外観より内観ですね。

2017年4月19日のチャンピオンズリーグの試合前の風景です。ユベントスとの準々決勝第2戦でしたが、じつはこの前のパリ・サンジェルマンとのラウンド16で、バルセロナは第1戦を0-4で落としながら、このカンプ・ノウでの第2戦を6-1で勝ち、大逆転で準々決勝に進みました。

そして準々決勝の第1戦はまた0-3と敗戦。ただ、「奇跡がまた起こるのでは」と9万8000人の満員になりました。

やはりこの雰囲気は撮りたいなと思い、スタンドのいちばん上まで息を上がらせながら登って行っておさえました。

ちょっとシャッタースピードを遅くして、旗はぶれつつ人はブレないようなイメージでした。この右前の旗の入り方も運の要素があります。たまたま入ってくれた感じですけど、ばしっと来たなという感じです。

壮観ですし、スポーツでこんなになるんだなと。その場にいられたうれしさを感じました。

▼中島大介(なかしま・だいすけ)

1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。

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