
【パパ、キャンプ場作るってよ。】第10回「建設計画 泣きの一回」奇策をひねり出すっきゃない!
赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を千葉県勝浦市に作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載する「パパ、キャンプ場作るってよ。」。 第10回は「建設計画 泣きの一回」。森永ファミリーは予算の倍額の見積書に手も足も出ない…。いえ、出すしかない!手でも足でも何でも出して、見積りを削るしかない状況に!!次々と放たれるパパの奇策。夢いっぱいのトイレ・炊事棟は、タスクいっぱいの骨組みに成り下がるのか?
森永ファミリーの建設計画も大詰め?
ついに、第10回目、二桁になっちゃいました~。
なのに、まだ建設工事が始まっていない…(;^ω^)
建設計画も、第4回の前編に始まり、第5回中編その1、第6回中編その2、第7回伐採編、第8回後編その1、第9回後編その2って…。計画性がなさすぎる!!(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
前中後編の3部作にしようかと思いきや、その1その2って!
しかも、これから建設が始まっても、オープンは今年の冬なので、第20回を超えるかも?
20回超えたら、アニメでいうところの、2クール。
2クール作品を成功させる秘訣は、1クールの終わりで一旦オチをつけることって、昔ガチオタのパパが熱く語ってたなぁ…。キャンプ場作りのオチって何だろう?^^;
最近、アニメを見るときも、漫画を読むときも、娯楽のその先に、連載を中だるみさせないヒントがないか探ってしまう仕事熱心なママなのでした(∀`*ゞ)エヘヘ
そんなことはさておき、伐採事故の詳細が明らかになった前回。
見積りが予算の倍額になって大ピンチというところで終わりました。
▼前回の第9回はこちら
【パパ、キャンプ場作るってよ。】第9回「建設計画 泣きっ面に蜂な後編その2」パパの事故に、厚さにびっくりの見積書…。ついに万事休すか? 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。 第9回は「建設計画 泣きっ面に蜂な後編その2」。前回の最後は「事故が起きた」と不穏な言葉で幕を閉じました。今回は、その詳細があきらかに!って、まぁ、パパ生きているんですけど。しかし、事故は序章に過ぎなかった…。そんな泣きっ面なパパを襲う蜂の正体とは? キャンプ場 マイホームを建てる場合などは、始めに予算を決めて、設計していくうちに、見積りが予算をちょっと超えることは普通だと思います。
むしろ、ちょっとの予算オーバーをOKしないと、お金がない人と思われて、内装を最低価格で作られちゃうとか?!
住宅ローンは返済期間が長いので、多少はオーバーしても月々は小さくて済みますが、一般的な創業融資は返済期間が決まっています。
しかも、7年と一般的な住宅ローンの5分の1。
そして、当然これから始める事業の利益から返済していくので、現実的に借りられる限度額は決まってしまいます。
本当にこの事業計画で成功するのか未知数な状態で、ポーンとお金を貸してくれるほど、金融機関は甘くないのです^^;
貯金は全額土地購入の費用にあててしまっているので、すっからかんです( ;∀;)
そのため、見積りを半額にして、予算内に収まるように調整する以外の選択肢はありません。
半額にするには、どうすればいいか…。試行錯誤が始まります。
2人だけの緊急取締役会
急遽、緊急取締役会議を開き(といっても夫婦2人で話すだけですが)、大きな方針を擦り合わせます。
そこで決まった方針は、3つ。
1. 間取りを変えるつもりはない。
結局、建築物は大きさに比例して材料のサイズや量が増えるので、その分高くなります。
建物を小さくすれば、その分建設費は安くなります。
しかし、建物内の空間が狭くなり、子ども連れが使いやすい施設というキャンプ場のコンセプトから外れてしまうので、本末転倒です。
そして、ターゲットのニーズに合わないプロダクトは、リピーターが生まれず、必ず失敗するというのは、パパとママが浸かっていたIT業界でも一緒。
▲トイレ・炊事棟の間取り図
2. 相見積もりは取りたくない。
一般的に、見積もりが想定よりも高かった場合、他の業者にも見積もりを出してもらい、比較・検討します。
しかし、新たな業者を選定して、見積もりを出してもらうのには時間がかかります。ただでさえ、3ヶ月も計画が押しているので、もう数ヶ月は待っていられません。年内に融資の申請を終わらせる予定だけは、どうしてもずらしたくない。
しかし、このとき既に11月中旬。
そもそも、一緒に汗をかいてくれている設計事務所からの紹介なので、絶対誠実な良い会社だ!というママの偏見もあいまって、相見積もりは取らないことに決めました。
3. にっちもさっちも行かなくなった場合は、残念ながら、白紙に戻す。
考えられる全ての手段を講じても、予算内に収めることができなかったら、もう「ごめんなさい。さようなら」しかありません。
その場合は、セルフビルド用のキットハウスを購入し、自分たちで建て、建築許可だけ建築事務所にお願いすることになります。
「せっかく何ヶ月もかけて、こんなに夢がいっぱい詰まった施設を設計したのに?!」
「何もかも無駄だったってこと!?」
「今までの苦労はなんだったんだ…」
という気持ちがないと言えば嘘になります。ただ、もうどうしようもできないことなので、仕方がありません。切り替え大事!
そういえば、パパがキャンプ場を作ると言い始めて一番最初に購入した本は「小屋大全」でした。
▲パパのバイブル、小屋大全
パパが「ツーバイフォー材(ホームセンターで買える安価な木材)でも小屋が作れるんだ!」と目を輝かせる一方、(小屋かい!素人の手作りとか、絶対隙間風とか入る残念な掘っ立て小屋しかできんやろ…勘弁してくれ)というのがママの心の声。
そんな小屋が、事業計画を考える中で、いつの間にか、立派な施設に巨大化していったので、初心に帰ったと思えば、全然オーケー!
むしろ、当初イメージしていた掘っ立て小屋と比べれば、キットハウスでも万々歳です!!w
ただ、子ども連れが使いやすい施設にするためには、かなり大きなキットハウスを建てる必要があり、材料費などは別段安くなるわけではありません。
自分で建てる分、工賃が削れますが、本当は、プロの腕を借りて、きちんとお金をかけたい部分です。
DIYと言えば聞こえはいいかもしれませんが、素人の浅知恵(言い過ぎ?^^;)と熟練したプロの技に違いがあるのは当然。
簡単な家具なら壊れても修理したり、使えなくなったら捨てることもできますが、建物はそうはいきません。
長期的な管理を考えても、最初にきちんと良い建物を作った方が、のちのちのコスパはいいはずです。
しかし、無い袖は振れないので、最後の最後の手段として、覚悟を心に秘めておきます。
こうして、腹が決まったところで、いざ、見積もりに切り込みます。
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