最高の一瞬『田中大貴_ゴールの反対サイドから(バスケットボール)』
2018-19シーズンの、横浜アリーナで行われたBリーグファイナル。アルバルク東京が千葉ジェッツを下して2連覇を達成した試合です。
写真は、アルバルク東京の田中大貴選手がジャンプしてシュートする動作から、相手のブロックをかいくぐってそのままレイアップを決めたシーンです。
一旦ジャンプしてから、空中を飛んでいる時間が長いです。
こういったシュートシーンを撮影する場合、シュートが決まるゴール下からだと、選手が近くなってなかなかフレーム内に収めることができません。選手の手が切れてしまうような写真は当然よくないとされます。このシーンをゴール下から撮っていたら、おそらく田中選手しか入らないでしょう。
そこでこうしたシーンは、反対側のゴール裏からだと収めやすくなります。反対側もシューターの背中を撮る形が多くなる面があるのですが、こうした相手のディフェンスをかいくぐって打っていくようなシュートシーンの場合は、狙い目です。
この写真は相手のディフェンスが入っていて、田中選手のジャンプの高さもわかるような形でうまく撮れたと思います。
バスケットボールはゴールシーンが多いので、カメラマンとしては反対側のゴールでも集中を切らさずにしておかないといけません。
▼松岡 健三郎(まつおか・けんざぶろう)
1981年、東京都生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。2006年よりフリーランスに。2011年から学研の「ストライカーDX」で雑誌の編集も兼任。現在はサッカー、フットサル、バスケなど様々なスポーツを取材したり、編集業も行っている。
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