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最高の一瞬『富樫勇樹_俊敏性を生かしたプレー(バスケットボール)』

Bリーグでの人気プレーヤーである、富樫勇樹選手の日本代表でのプレー写真です。2018年9月17日に東京の大田区総合体育館で行われた、ワールドカップのアジア予選のイラン戦です。

この予選、日本は初戦から4連敗を喫しましたが、その後このイラン戦を含め挽回して8勝4敗とし、ワールドカップ出場を決めました。

小柄で俊敏な富樫選手は、こうして大柄な選手たちの間をすり抜けていくプレーができます。その小柄と大柄の対比がよくてこの写真を選びました。

富樫選手は、Bリーグではもう無双状態です。マークにつかれても関係なくプレーできるレベル。国際試合でもこの写真のように、小さい選手ならではの俊敏性を生かして、攻撃では大活躍します。

しかし、これは日本の選手全体に言えることなんですが、守備面だと苦戦を強いられるんです。というのも、世界レベルは基本的にパス回しがものすごく速く、コンタクトも強い。それだけに個々の選手にリーチの長さとフィジカルの強さがないと、対応が難しいんです。

この度、日本の女子代表を東京五輪銀メダルに導いたトム・ホーバスさんが、男子代表のヘッドコーチになり、富樫選手をキャプテンにしました。

今後、課題をどのようにクリアしていくかには注目しています。

▼松岡 健三郎(まつおか・けんざぶろう)

1981年、東京都生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。2006年よりフリーランスに。2011年から学研の「ストライカーDX」で雑誌の編集も兼任。現在はサッカー、フットサル、バスケなど様々なスポーツを取材したり、編集業も行っている。

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