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4得点・0失点。完璧な試合運びでfree bird mejirodaiが初のブラサカ日本一に!

一進一退の攻防が続く後半

後半スタート時にbuen cambioは、鎌野に変えて和田を再びピッチへ送り出した。後半開始早々から、齊藤にボールを集めてゴールを狙いにいくが、free birdが素早く4人で囲んでディフェンスし、自由を与えない。free birdは、時よりGKへのバックパスも使いながら丁寧にボールを繋いでいく。

後半最初の決定機は24分、鳥居が右サイドからシュートを放つが、これはポストに当たってゴールならず。25分には、buen cambioの齊藤が強烈なシュートを打ったがこれはGKの正面を突いた。

その直後にアクシデントが発生。鳥居が接触で倒れこんでしまい、一度は立ち上がるも足の痛みから交代を余儀なくされる。変わって15番の17歳北郷宗大がピッチへ。free birdはエースを欠いて残り時間を戦うことになった。

27分に、永盛が左サイドからシュートを放つが、ここはGKの和知が好セーブ。29分には、buen cambioの近藤が決定的な場面を迎えたが、シュートを枠に飛ばすことができず。一進一退の攻防が続くが、スコアは動かない。31分には、丹羽に変わって鳥居がピッチに戻ってくるが、その後のタイムアウト時に再び丹羽と交代する。

試合終盤、ピッチ上ではfree birdの攻撃が終わると、GK泉から「撤退!ダイヤモンド!」と言う声が響き、疲労のたまる時間帯でもあるが素早く守備陣形を整える。

懸命にゴールを目指したbuen cambioだったが、free birdの徹底したディフェンスを最後まで崩すことができず、4-0で試合終了。試合終了と同時にキャプテンの園部は喜びを爆発させ、雄叫びをあげた。

1-7の大敗を糧にfree birdが戴冠

free birdは、前回大会の決勝で1-7というスコアで大敗していた。その悔しさを持ち続け、今大会でリベンジするためにこれまで厳しいトレーニングに励んできたのだ。その雪辱を晴らし、悲願の初優勝を果たした。

一方、負けたbuen cambioだったが、キャプテンの齊藤を中心に拍手で優勝チームを讃えた。スポーツの素晴らしさが伺えたワンシーンだ。

大会MVPに輝いた鳥居健人は「前回大会で非常に悔しい負け方をして、そこから気合を入れ直して、チーム一丸となって戦ってきて、優勝という形で終えることができてすごく嬉しい気持ちです」とコメント。

また、ベストGKに選ばれた日本代表でもある泉健也は「新しい1年を優勝という形でスタートしようということを合言葉に、チーム一丸となって、どういうサッカーをしていくかということを選手同士で合わせていった結果が、今日の4-0という結果に結びついたのかなと思います」と語った。

free birdの初優勝によって幕を閉じた今大会。ブラインドサッカーの歴史に新たな1ページが刻まれた。これまで歴史を刻んできた「アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」。第20回大会に向けた各チームの戦いはすでに始まっている。

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