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最高の一瞬『小さなビッグジャンパー_高梨沙羅(スキージャンプ)』
高梨沙羅選手は、10代のころから世界の舞台で活躍し、ワールドカップでは2020-21シーズン終了時点で、男女通じて歴代最多の通算60勝。年間の個人総合優勝も4度記録しているトップ選手です。
スキージャンプは、その選手がキレキレのシーズンは、他の誰が相手だろうが、風などの条件がどんなに悪かろうが、しっかり飛べて勝てちゃうという感じがあります。
高梨選手もそうした無双の強さを誇るシーズンがあるんですが、それがなかなかオリンピックが開催されるシーズンにハマっていない感じなんです。これがジャンプ競技の難しさですね。
この競技は身長に対して板の長さが決まるところがあり、体の小さい高梨選手にはなかなか不利な条件なのですが、それでもこれだけの結果を残しているところがすごいです。人気がありますし、みんな応援していますよね。
まだ25歳ですし、今後金メダルの可能性は十分に秘めています。
▼岸本勉(きしもと・つとむ)
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて14大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。2015年FINA世界水泳選手権カザン大会より、オフィシャルFINAフォトグラファーを担当。国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
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