最高の一瞬『レジェンド_大畑大介(ラグビー)」

現在、テレビのコメンテーターとしても活躍されている、大畑大介さん(写真右から2人目)の引退セレモニーの時の写真です。2011年3月6日、愛知県の瑞穂ラグビー場で開催された、トップリーグのオールスター戦の中で行われました。

大畑さんは私と同い年で、高校時代からずっと彼のプレーを見てきました。京都産業大学の時に、大学選手権で早稲田大学に大勝したゲームは、今でも語り草です。ウイングでしたが、速かったですねえ。

社会人では神戸製鋼に所属し、日本代表でも活躍。現在も破られていない、テストマッチでのトライ数で世界記録(69トライ)を持っています。

ワールドカップは1999年と2003年大会に出場。その後、2006年に右のアキレス腱を断裂。復帰して2007年のワールドカップにもメンバーに選ばれていましたが、大会直前の試合で何と今度は左のアキレス腱を断裂するという不運に見舞われてしまいました。それでもまた復帰して2011年のワールドカップ出場を目指しました。すごいと思います。

日本はワールドカップでなかなか結果が出ず、苦しい時代でした。それでも大畑さん自身はとても人気があり、この頃の日本のラグビー界を引っ張っていった。

一時代を築いた、伝説の名選手です。

▼斉藤 健仁(さいとう・けんじ)

1975年生まれ、千葉県育ち。大学卒業後、印刷会社のサラリーマンを経て、写真も撮影するスポーツライターに。WEB、雑誌等でラグビーとサッカーといったフットボールを中心に執筆。ラグビーW杯は5回取材、サッカーW杯やユーロ、夏季五輪にも赴く。

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