テニス『ウイルソン_ULTRA 100 V3.0シリーズ』

2回にわたる『ULTRA TOUR 95CV』のエピソードでウイルソン、および道場滋さんの「テニスラケット愛」は十分に伝わったかと思う。その両者が2020年春(3月14日発売)に送り出したのは、汎用モデルとして人気を博してきた『ULTRA』3代目、『ULTRA 100 V3.0』だ。

≫錦織圭が使用する『ULTRA TOUR 95CV』前編はコチラ!

≫錦織圭が使用する『ULTRA TOUR 95CV』後編はコチラ!

そもそも『ULTRA』は「高い安定性による打ち負けないパワー」をモットーとしてきた。いわゆるネットプレーでの優位性に優れたラケットだが、一般のテニスプレーヤーは柔らかいフィーリングとコントロール性能を求めている。この相反する性能を併せ持つラケットがウイルソンの革命『CLASH』だが、何とニュー・ウルトラも「やわらかいフィーリングとコントロール性能を兼ね備える」という、『CLASH』と同じゴールを設定したのだ。

「同じラケットになるのでは? と思われがちですが、ゴールに向かうプロセス、コンセプトが異なるため、完成したラケットはまったく違うラケットなのです」(道場さん)

詳細は省略させていただくが、「ニューPWS」「ニューCRUSH ZONE」に加え、フレーム計上を一から設計し直して、ソフトフィーリングでコントロールできるラケットが完成。両者と比較すると、

●とにかくしなる『CLASH』に対し、ストリングスのたわみを大きくした『ULTRA』

●大きなスイングに合う『CLASH』に対し、『ULTRA』はコンパクトスイング向け

●『CLASH』はオールラウンダー向け、『ULTRA』はネットプレーも含めたオールラウンダー向け

というように、プレースタイルによる明確な差も生まれるのだという。

実際に試した人からも「かなり打球感が柔らかい」と、大きな話題になっている『ULTRA 100 V3.0』。『ULTRA TOUR』シリーズも同デザインで今後登場するという。ウイルソンの飽くなき挑戦はまだまだ続く。

画像・ウイルソン

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