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最高の一瞬『日本バスケの現在地・アメリカ戦(バスケットボール)』

前回は、Bリーグとここまでの日本バスケ界を引っ張ってきた田臥勇太選手の話をしましたが、今回はその対比の意味を込めて、2019年の中国で行われたワールドカップ・アメリカ戦の写真です。

日本人のお客さんもたくさん応援に来ていましたが、スコアも含めて、世界と日本の現実の差を1枚で表したいと思いました。

大会は1次リーグ3連敗で幕切れ。このあと順位決定ラウンドでも敗れて、5連敗という予想外の結果に終わりました。アジア予選では最初に連敗を重ね、その後八村塁や渡邊雄太がチームに参加してから連勝街道を走り、見事出場権を獲得したわけですが、それはアジアでの話。世界のレベルではけんもほろろで、日本の力不足が証明されてしまいました。

やはり日本国内でのプレーと、世界レベルでの戦い方は異なり、今後世界に対してどのように戦っていくのかというのは、改めて考え直さないといけません。

しかし、こういう経験もしないといけないですし、世界に対して日本はやっとスタートラインに立って、1歩目を踏み出すかどうかというところ。ここからどれだけのスピードでレベルを上げていけるかだと思います。

▼加藤 誠夫(かとう・よしお)

1965年、東京都生まれ。東京写真専門学校(現:東京ビジュアルアーツ)卒業。1986年よりスポーツ誌出版社中心に活動を始める。現在はバスケットボールをはじめ、サッカー、テニスなど、ジャンルを問わず撮影、近年はパラスポーツも力を入れて撮影している。

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