最高の一瞬『最年少デビュー_宮下遥(バレーボール)』

Vリーグ・岡山シーガルスの宮下遥選手の写真。これはデビュー戦でのものですが、まだ15歳の中学生のときなんですね。史上最年少デビューをするということで、慌てて神戸まで撮りに行ったのを覚えています。

この試合では、途中味方選手と交錯し、前歯を2本折るアクシデントがありました。

中学生が、国内のトップリーグでプレーするというのはすごいことです。彼女はその後すぐに全日本入りをし、日本では貴重な、背の高いセッターとして活躍し続けています。

ところで、私はバレーボール以外にも他のスポーツの撮影をしますが、バレーボールを撮る際に特に難しく感じることがあります。

それは、他の多くのスポーツはゴールがあって、そこに向かってボールが来るのに対し、バレーボールはコート内の空いているところに瞬間的にボールが行くところ。つまりずっとボールを追いかけたり、ボールの行方を待ち構えて撮ることも結構難しいんです。

ですから、セッターのトスさばきの傾向なんかを読んで、スパイク部分を抑えるなどといいうのが、大事だったりしますね。

▼坂本 清(さかもと・きよし)

1968年 東京都生まれ。1998年バレーボール世界選手権の取材をきっかけに2000年よりフリーランスとして活動。現在、バレーボール、フィギュアスケートを中心に、国内外における世界大会を取材中。日本スポーツプレス協会(AJPS)、国際スポーツプレス協会(AIPS)会員

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