最高の一瞬『ライバル関係_萩野公介&瀬戸大也(水泳)』
萩野公介選手と瀬戸大也選手です。
同い年で小さい頃からのライバル同士。萩野選手はオリンピックで金メダル、瀬戸選手は世界選手権で金メダルを獲っています。近年稀に見るハイレベルな日本人同士のライバル関係かなと思います。
東京オリンピックが1年延期になったことで、それに絡む2人の運、タイミングなどのコントラストが興味深いです。
不調で一時競技から離れていた萩野選手は、通常通り今年オリンピックが行われていたら厳しかったと思いますし、来年の出場も簡単ではないと思います。
ただ開催が1年延びたという部分で、体の部分はさておき気持ちの部分では立ち直れる機会はもらえたと思います。
瀬戸選手は逆に絶好調で、今年予定通り行なわれていたら絶対に金メダルを獲れると言われていました。それだけに「何で今やってくれなかったんだ」というのが、来年への出発点になります。
2人とも来年の東京オリンピックで、うまく成就してくれればなと思っています。
写真は2014年のもので、2人が大学生のときです。今見ると、もうこの頃の2人の表情、雰囲気はないなあという感じなんです。それぞれ大人として、険しい人生を歩んでいるなと感じています。
▼藤田孝夫(フジタ・タカオ)
1964年、香川県三豊市生まれ。小学、中学、高校と、明けても暮れても野球の日々。そんな環境下、なぜかTVで観たオリンピックに心惹かれ、後にスポーツカメラマンを志し上京。オリンピックを目指すアスリートを主体に撮影。1985〜1990年(株)フォートキシモト スタッフフォトグラファーとして在籍後、1991年〜フリーランス。オリンピックは1988年カルガリー大会から2018年平昌大会まで夏冬17回連続取材中。
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