THINK SPORTS『ネガティブ思考を克服』
「失敗したらどうしよう」
というネガティブ思考が発動し、実際にミスが出てしまってうまくいかない。スポーツではそんなケースがよくある。
多いのは、焦りや不安などのマイナスな感情が出てくると、「もうダメだ」とよい結果が出ないと決めつけてしまうパターンだ。また「次は絶対に決めなきゃ」などと自分にプレッシャーをかけてしまい、失敗してしまった経験のある人も多いのではないだろうか。
実際には、マイナスな感情が出て緊張しても、うまくいくことは多々ある。また「次は絶対に決めなきゃ」はすでに「決められない」ことを想定した考え方になり、そうした思考は変えなければいけない。この思考の悪いクセを直すのは、パフォーマンスアップに重要と言われている。
一方で、最悪の結果を想定して、そうならないように徹底的に対策を練るタイプもいる。トップアスリートのなかには、結構このタイプが多いという。
つまり、緊張で普段どおりにできないのが当たり前なので、緊張しても結果が出るように対策するという行動パターンの人だ。無理にポジティブに考えるのは性に合わない。もともと失敗前提で考えて対策を練っておいたほうが、不安が少なくなるそうである。
大事なのはネガティブな思考をそのままにしないこと。その考え方のクセを直そうとしたり、ネガティブでも大丈夫なように行動することである。スポーツ界のメンタルトレーニングとは、まさにこの「思考」と「行動」をトレーニングすることだという。
ネガティブ思考のせいで失敗しがちな人たちは、スポーツを楽しむために一度その克服にトライしてみてはどうだろうか。
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