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最高の一瞬『吸い込まれるような透明感_コストルナヤ(フィギュアスケート)』

2018年12月に、普段は日本選手権を撮るところなのですが、ちょっとほかの人がいないところに行ってみようという考えで、ロシア選手権を撮りに行ったことがあります。

ジュニア3人娘と呼ばれたりしていましたが、当時15歳以下だった、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワ、アリョーナ・コストルナヤが表彰台を占め、この年2月の平昌オリンピックで金メダルを獲った、アリーナ・ザギトワに完勝したことで話題となった大会です。

3人とも、もちろんものすごいトレーニングをしているからなのでしょうが、簡単にジャンプを跳ぶし、技術もあって、「まだ子ども」と言っては失礼なくらい表現力も豊かでした。

写真は、コストルナヤ選手。大会中に会場の外でお迎えを待っているときに撮らせてもらったものです。

とにかく、吸い込まれそうなくらい目がきれいだったのが印象的でした。試合のときとは違う表情のギャップもよかったと思います。

このときも試合も含めてたくさんの写真を撮りましたが、自分のなかではこの1枚が頭に残っていて、彼女の透明感に引きずり込まれた感じで選んだ写真です。

▼岸本勉(きしもと・つとむ)

1969年生まれ、東京都出身。10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて13大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。2015年FINA世界水泳選手権カザン大会より、オフィシャルFINAフォトグラファーを担当。国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
Instagram https://www.instagram.com/picsport_japan/

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