• HOME
  • 記事
  • その他
  • 最高の一瞬『異種格闘技戦_黒田斗真と壬生狼一輝の試合(格闘技)』

最高の一瞬『異種格闘技戦_黒田斗真と壬生狼一輝の試合(格闘技)』

今年の5月30日に行われた「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」の決勝。黒田斗真選手が壬生狼一輝選手にKO勝ちし、優勝を決めたシーンです。

手前で倒れているのが壬生狼選手、奥で叫んでいるのが黒田選手。勝者と敗者の対比が良く出ているかなと思い、写真を選びました。

このトーナメントに参加したのは、K-1の次の世代を担う選手たち。普段はkrushという若手のカテゴリーとも言うべきイベントで活躍しています。壬生狼選手はkrushのバンタム級チャンピオンで、このトーナメントでいちばんの優勝候補でした。

一方の黒田選手は、戦前はそれほど期待されてはいなかったのですが、決勝ではその壬生狼選手を第1ラウンドKO勝ちで仕留めたわけです。

こうした番狂わせが起こるのも、K-1の魅力だと思います。

あとは、K-1にはキックボクシングのジムで育ってくる選手と、空手道場から育ってくる選手がいて、それぞれスタイルが違って面白いんです。とくに空手出身の選手は、キックのバリエーションが豊富でトリッキーな足ワザもあります。

スタイルは裸でパンツにグローブですが、異種格闘技戦みたなところもあり、魅力的ですね。

▼木鋪虎雄(きしく・とらお)

1962年、長野県飯山市生まれ。写真学校卒業後、大阪のカメラマンに弟子入り。その後、朝日新聞社、学研などでスポーツ写真の世界に魅了され、現在はサッカーを中心に、ラグビー、バスケットボール、高校野球、K-1などを撮影。サッカーではW杯3回取材。

関連記事