太陽生命がジュニアから女子まで、ラグビーを支援し続ける理由

一緒に働く社員は五輪にも出場した日本のエース

企業とアスリートをマッチングする、JOCの就職支援制度「アスナビ」があります。弊社はこの制度を利用して、2013年10月にアイスホッケーの久保英恵という選手を採用しています。彼女のアイスホッケー選手としての実力はもちろんですが、仕事ぶりや人柄など、社内に良い影響を与えてくれています。

彼女はソチ五輪(2014年)と、平昌五輪(2018年)にも出場した日本のエースです。採用したのは2013年と、もう長いですし、シーズン中は週に1、2回、シーズンオフは毎日一緒に働いています。みんな彼女が仕事をする姿を見ているので、声が掛けやすいですし、応援しやすいんですよね。


写真提供:太陽生命保険株式会社

久保が出場する五輪の試合はみんなで会議室に集まって、パブリックビューイングをしました。会長、社長、そして従業員が一丸となって楽しく応援できるのはありがたいことです。

それにトップ選手の集中力はすごいですね。集中力があって仕事ができるので、仕事面でも我々としては非常に助かっています。

また、久保本人からの提案で、日本アイスホッケー連盟にご協力頂き、子供たちを中心としたアイスホッケー教室を各地(北は東北、南は沖縄)で、開催しています。憧れのトップ選手から指導してもらえるので、参加するお子さんたちの目はキラキラ輝いているのが分かります。これは社会貢献になっているのかなと思いますね。

コロナ後も変わらぬ支援を継続

ラグビーも、アイスホッケーも、ゴルフも、五輪があるから協賛したわけではないんです。露出や宣伝効果を期待してというよりは、それぞれの競技の裾野の拡大や、女性応援が目的で始まっています。それがたまたま、皆さん揃って五輪へ行ってくれて。社員皆で声援を送れることは、本当にありがたいことです。

協賛を始めた頃の女子ラグビー選手が置かれた状況は、恵まれたものではありませんでした。当時の担当者が選手たちに、「今後どういう形で活動をしていきたいですか?」と尋ねたら、「椅子のある競技場で試合をしてみたい」と。そんなレベルから始まっているんです。

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズも、協会から、「トップの選手は世界で戦ったりして、強化できるけれど、その下のレベルがなかなか試合をする機会もなくて」と伺ったことがきっかけでした。ぜひお手伝いをさせて欲しいということで、始めさせて頂いたんです。

今は12チームでやっていますが、1年目は10チームも集まらなくて。色々なチームにお願いして、お願いして参加してもらいました。それが今や入替え戦も行われるほどに成長しました。弊社の応援が選手の育成や裾野拡大に繋がっていることが実感できる、こちらも大事にしていきたい大会だと思っています。

写真提供:太陽生命保険株式会社

2020年度は新型コロナウィルスの影響により全大会が中止となってしまいました。私たちとしても非常に残念です。選手たちが一生懸命頑張っている姿を観るのは励みになりますからね。

選手たちも、今はコロナでなかなか練習もできず、歯痒い思いをしていたり、焦る気持ちがあるとか思います。ただ、条件は皆一緒だと思うので、またできる日まで、しっかり取り組んで頂けたらいいなと思っています。

我々は男子のラグビーをサポートしている企業様のようにお金を出すことはできません。ただ、世界中が大変な時でも、コロナで露出が減ったから協賛を止めますよというようなことはありません。ずっと継続的に応援をしていきたいと思っています。

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