ご飯もおつまみもこれひとつ!手のひらサイズの五徳「キャンロ2」で暮らしをちょっと良いものに
愛知県岡崎市の鉄工屋が立ち上げた技工派アウトドアブランド「プラスマニア」。精密板金のプロの技術を使い、ギミックの詰まった小さく機能的なギアを手がけています。そんなプラスマニアが今春に発売したミニ五徳「cam+roⅡ(キャンロ2)」が、退屈気味の生活やキャンプライフに彩りをプラスしてくれると話題に。その理由を探ります。
お酒好きがひらめいた!暮らしをちょっと良いものにするアイテム
ベランピング中のトラブルでピンときた
出典:プラスマニア
1966年の創業から、愛知・岡崎の産業を支える精密板金会社・アイザワ。職人の鉄工技術を駆使して、数多くの企業の理想を実現する製品作りをしています。
そんな対企業向けのメーカーが、自社製品を開発したきっかけは、開発者が体験したあることがきっかけでした。### 開発のきっかけは「焼き鳥」
お酒が好きなある開発者。自宅のベランダで1人、晩酌を楽しんでいました。手元にはお酒と缶詰の焼き鳥。家で温めたのはいいものの、外でゆっくりしているうちにだんだんと焼き鳥の脂が白く固まってきてしまいました。それをなんとか溶かそうと、テーブルに置いていたキャンドルで温めてみました。ですがあれこれ試行錯誤しているうちに…。キャンドルを収納していた陶器のホルダーが落下!割れてしまいました。
外での晩酌は気持ちがいい、けれどちょっとした不便もある。そんな困りごとを解消できないかと、思い立って作られたのが「can+ro(キャンロ)」です。### 初代キャンプギア・can+ro(キャンロ)はマクアケで大反響
手のひらサイズのキャンドルホルダー兼五徳として発売されたキャンロ。アイザワは精密板金メーカーとしては半世紀以上の歴史があったものの、自社製品、しかもキャンプギアを開発したのは初めてでした。
そこで2020年1月、クラウドファンディングのサイト・マクアケで発表したところ、目標額の30万円を550%も超えた150万円以上が集まり、話題に。キャンドルが小さなコンロに早変わりする使い勝手の良さや、放射状に広がる光の優しいムード、サイズ感の手軽さが、アウトドア好きに限らず多くの人を魅了しました。## 「いっそ炊飯もできたなら…」。改良を重ねたキャンロ2の誕生
もっとギミック感を楽しみたい、ユーザーの声に応えた商品
キャンロ発売からから約1年の歳月を経て、新たに発表されたのが、今回紹介するキャンロ2です。プラスマニアは、それまでにキャンロのユーザーから、マクアケのサイト上や出店したアウトドアイベントで、さまざまな意見を聞いていました。特に多かったのが「燃料が使えたらもっとうれしい」という声。キャンドルの火をゆっくり眺めたり、ちょっとおつまみをあぶったりするのも楽しいですが「本格的な調理がしたい」というのがアウトドアファンからの要望でした。
次は固形燃料を使えるようにできないか?そんな想いで、プラスマニアはキャンドルだけでなく固形燃料にも使える五徳・キャンロ2の開発に取り掛かりました。### ワクワクするギミックを届けたい。試行錯誤の日々
キャンロでも固形燃料が使えそうですが、キャンドル用に作られているキャンロは、火との距離が近くなるよう背が低めに設計されています。そのためキャンロで固形燃料を使うと火が近すぎて、上にのせた鍋やフライパン全体をうまく温められません。
そこで高さを出すために羽根をつけることを考案しましたが、ここが開発時に一番のネックに。 単に羽根をつけるだけでなく、シェラカップを置いた際にカチッと底面を掴むようなギミックにしたいと試行錯誤しましたが、なかなかきれいにハマりません。計20回もの作り直しを経て、ようやくできあがったのがこの形なのです。## あんな使い方、こんな使い方、できます。
固形燃料で調理をするも良し、キャンドルで料理を保温しておくも良し、ただただ火を眺めるのも良し。進化したキャンロ2には、遊び方がたくさんあります。まずはなんといっても調理。購入すると固形燃料が一つ付属しているので、すぐに使えるのがうれしいところです。缶詰を温めたりお湯を沸かしてインスタントラーメンを作ったりしてもいいですが、プラスマニアのイチオシの使い方はご飯を炊くこと。 メスティンやクッカーをのせて、固形燃料ひとつ分、火にかけるだけで、1合分のご飯がふっくら手軽に炊き上がります。白米はもちろん、炊き込みご飯もお手の物。パンばかりになりがちなキャンプの朝食を、和食に変えてみるのはいかがでしょうか。 外でゆっくりしていると、温かかった料理もすぐに冷めてしまいます。「温め直すほどじゃないな…」とちょっと冷たくなったご飯を食べていませんか?そういうときはキャンドルの火にかけておけば、じんわりと温かいまま、食事をゆったり楽しめます。冷めやすいスープや、熱燗などがぴったり。 食事が終わった後の、卓上ライトとしてもおすすめ。ぼんやりと揺れる灯りを見つめながらのおしゃべりは、焚き火とはまた違ったリラックス空間を演出してくれます。## ベランダに、キャンプに、いつでもキャンロ2を
生活の質がアップするキャンプギア・キャンロ2。どこでも手軽に使えるこのアイテムで、いつもの生活やキャンプライフをちょっと楽しいものにアップグレードしてみてください。
【基本情報】
使用時サイズ:110×61(h)mm
収納時サイズ:65×47(h)mm
重さ:80g(can+roⅡ本体)
耐荷重:2kg
付属品:can+roⅡ×1、can+ro収納用缶×1、固形燃料25g×1
価格:3,900円(税込)
購入はこちら:hinataストア この記事の感想を教えてください GOOD BAD ご回答ありがとうございました! お気に入り お気に入り お気に入り
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