初心者のためのキャンプギア全解説!ずぼら女子でもおしゃれにキャンプに行ける!?
「いい感じのキャンプ道具を1から10まで教えて!」。そんなキャンプ初心者のわがままに応えます!有名アウトドアショップの指導で、思わず憧れるキャンプサイトを提案。これさえ買えばキャンプに行ける&キャンプ場で一目置かれる数々の逸品を紹介します。今回は、アルペンアウトドアーズ 港北ノースポートモール店(横浜)が作る女子キャンプサイト編。
ずぼらでも、素敵なキャンプがしたい!
イラスト:平山智尋
世の中にはキャンプ道具があふれすぎていて、どれを買えばいいのか迷ってしまいます。特に初心者にとって難しいのは、キャンプサイト全体のバランスを考えながら道具をそろえていくこと。アイテムの機能はもちろん、見た目も気にしたいところです。
そこであらゆるキャンプ道具を扱うアウトドアショップに力を借りて、キャンプサイトをトータルコーディネートしてもらいました。
今回のテーマは「ちょっとずぼらな女子たちのための楽チン・キュートなキャンプサイト」。かわいいものや素敵なものは好きだけど「おしゃれ」よりは「めんどくさい」が勝ってしまう。そんなどこか抜けてるずぼら女子が今回のテーマです。
「今日はご飯作るの面倒だから、コンビニ飯でいっか」「髪の毛はだいたい自然乾燥」「知らないうちにお財布がレシートでいっぱい!」などなど、ちょっとした手間をサボりがちな彼女たち。「流行を追いかけたい!インスタ映えを狙いたい!」と思いつつ、休日はついつい家でだらだらしてしまう女の子たちが、思わず「キャンプ、行こ!」と立ち上がってしまうキャンプサイトがあるようです。## 今回協力してくれるのは「アルペンアウトドアーズ 港北ノースポートモール店」
▲(左から)横村愛さんと小山翠さん。
キャンプサイトのコーディネートをしてくれたのは、横浜市にある大型アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ 港北ノースポートモール店」。設営されたテントがずらりと並び、熟練キャンパーのスタッフがそろう頼もしいアウトドアショップです。
熱心にキャンプ道具を見比べる家族連れや、ふらっと訪れた若者グループで店内がにぎわう中、サイトコーディネートを担当してくれたのは、スタッフの小山翠(みどり)さんと横村愛さん。小山さんは夫と子どもとともに家族でキャンプにどハマりし、毎週末のようにキャンプに行くベテランキャンパー。横村さんは外遊びもおしゃれも好きなアウトドア女子。2人が手がけた今回のキャンプサイトのポイントを聞きました。
「キャンプは楽チンなのが一番!とはいえ、ちょっとおしゃれにも気を使いたいのが乙女心ってものですよね」と口をそろえる二人。おしゃれには気を使いつつ、特に手間がかかる料理に使える時短グッズを忍ばせてくれたようです。
さっそく見て行きましょう!
ずぼら女子の持ち物には、ぬくもり感と楽チンさの両立を!
キャンプサイトにはかわいらしい雰囲気が漂っています。「コンセプトは『おうちをそのままキャンプ場に』。自宅のリラックス感をアウトドアでも味わえるような素敵な空間づくりを心がけました」。横村さんがチェアに座りながら、キャンプ場さながら、リラックスした様子で教えてくれました。
ベテランキャンパーでありながら、柔らかい印象のサイトコーデを得意とする小山さん。「今回の道具の集め方はとってもシンプル。基本的にはすべて木製のものを集めています。テントは木と相性の良いコットン素材のものを。今回選んだのは、定番人気のノルディスク。おうちの形をしたユドゥン5.5は見た目もかわいく、過ごしやすさも抜群です」。 ノルディスクのユドゥン5.5 105,600円(税込)
天井が高く、圧迫感を感じさせないこのテントは、中央ではなく入り口にポールを配置することで、使い勝手の良い空間になっています。下部が40cmほど立ち上がっており、デッドスペースが少ないのが利点。設営も数人で行えば簡単です。コットンテントは、夏は涼しく冬は暖かい上、結露もしにくい年中使えるのがポイントになっています。
「おしゃれは好きだけどずぼら、という女子にはこのテントがぴったり」と明言する小山さん。「季節に合わせてテントを変える必要がないのは、ずぼら女子にはうれしいところ。ただしカビには要注意です。ずぼら女子なら雨の日はそもそもキャンプに行かないはず…と想定し、ユドゥン5.5を選びました。使った後はしっかり外で朝露を乾かしてから畳みましょう」。 コールマンのアドベンチャーエクストラデュラブルエアーベッド 7,980円(税込)
中にはベッドが!?と思いきや、これはエアベッドにブランケットをかけたもの。
「コットは無骨感があるし、設営に力が必要だったり持ち運ぶのに重かったりすることも。エアベッドなら軽くて持ち運びやすく、なにより寝心地が違います」(横村さん)。
今回使われているのは、コールマンのアドベンチャーエクストラデュラブルエアーベッド。ダブルレイヤー構造で、パンクに強い仕様です。生地は少しマットな質感で、エアマットのビニール感が苦手という方にもおすすめ。 ペンドルトンのジャガードバスタオルオーバーサイズ9,680円、カスタムタオルピロー 9,900円(すべて税込)
ブランケットにはアウトドア界のおしゃれブランケット代表・ペンドルトンを使用しています。クッションもブランドを合わせて統一感アップ。
横村さん「今回唯一取り入れている柄物は、すべてペンドルトンで統一しました。差し色や柄はブランドを同じにすると、まとまって見えますよ」。 YOKAのL-TABLE 30,800円・PANEL BASKET 13,200円、キーストーンのLEDフィラメントライト 2,090円(すべて税込)
サイドにきれいにフィットしている無垢材のテーブルは、アウトドアファニチャーブランド・YOKAのテーブル。家具のような重厚感がありつつ、組み立て式でキャンプ場でも手軽に使えます。 YOKAのPANEL BENCH 22,000円(税込)
そして反対側にもYOKAのテーブル。こちらには女子の心をぐっと掴むインテリア類を配置。
ここでおしゃれさとずぼらさを両方のぞかせる横村さん。「室内をイメージして植物を置いてみました。等間隔に何かを置くだけでちょっとおしゃれな感じになります。でも面倒だな、と感じたら正直ここは省いてもOK(笑)」。 ダルトンのセントホワイトクリスタル 3,080円(税込)
ただ、横村さんは、このアロマストーンをイチオシする理由について、次のように語ってくれました。「ダルトンのセントホワイトクリスタルは、天然石にアロマオイルを垂らして香りを楽しむルームフレグランス。電源が不要なため、キャンプで使うのにぴったりなんです。置いてあるだけで雰囲気が変わります」。 バイヤーオブメインのパンジーン ホワイトアッシュ ノマドテーブル27,280円、ペンドルトンのウッディラウンドプレート 3,630円・ウッディエッグカップ 2,750円・ウッディボウル 3,190円、ランチマット2枚組 2,640円(すべて税込)
テントの外に出て、リビングテーブルの上をチェック。温かみのある木製アイテムがずらりと並びます。
「食器やカトラリーなどテーブルまわりは全部木でそろえる!と決めてしまえば、ブランドが違っても簡単に統一感が出ます。ただすべて木製だとちょっと寂しい感じになるので、ランチョンマットに柄物を。これももちろんペンドルトンです」(小山さん)。 スノーピークのHOME&CAMPクッカー19 31,680円・HOME&CAMPバーナー 10,978円・IGTスリム 42,680円(すべて税込)
サイドテーブルに乗ったクッカーはずぼら女子の救世主。その理由を小山さんが語ります。
「このクッカー、すごいんです。クッカーであると同時に、タッパーの役割も果たしてくれるので、家で食材をカットし、このクッカーに入れて持って来れば、火にかけるだけで料理が完成します!やっぱりキャンプで何かと時間がかかるのが料理。そこを時短できればキャンプへのハードルがかなり下がるはずです」。## 「また行ってもいいかも!」と思える素敵で手軽なキャンプサイトを作ろう
他のキャンパーから一目置かれる、けど楽チン!なキャンプサイト。素敵な空間で手軽に楽しくキャンプができたら「また行こうかな」と思えるはずです。おしゃれで使い勝手の良い道具をそろえて、気軽にキャンプに行ってみましょう!
【店舗情報】
アルペンアウトドアーズ 港北ノースポートモール店
住所:神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目25-1 ノースポートモール 地下1階
電話:045-911-1090
営業時間:10:00〜21:00(※現在は営業時間短縮のため、20時まで)
公式はこちら:アルペンアウトドアーズ 港北ノースポートモール店
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