写真で振り返る東京五輪『桃田賢斗が予選ラウンド敗退』

世界ランキング上位を占め、複数のメダル獲得が期待されたバドミントンだったが、結果は混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗ペアの銅メダル獲得のみに終わった。

計画的な強化と、世界の舞台での切磋琢磨で、東京五輪に向けて順調に成長を見せていたが、バドミントン界では今まで感じたことのないという、周囲のメダルへの大きな期待がプレッシャーになったとされている。コロナ禍で大会が1年延期になった調整の難しさと、他国からの入念な研究も加わり、苦しい立場にもあったのだろう。

とくにショックだったのは、世界ランキング1位の桃田賢斗の敗退だった。予選ラウンドで韓国選手に敗れ、決勝トーナメントにも進めなかった。

前大会のリオデジャネイロオリンピックは、違法カジノでの賭博行為で出場停止処分を受け、参加することができなかった。処分が明けてからは、まさに心を入れかえたプレーで大躍進を続けたが、2020年1月にはマレーシアで同乗の運転手が死亡するほどの大きな交通事故に遭い、ケガを負った。

振り返れば試練の連続。結果は出なかったが、「応援してくれている皆さんのおかげで憧れの舞台に立つことができた」と感謝のコメントを残した。

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