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ゴルフメーカー「ダンロップ」の魅力と歴史

ダンロップと言えば、多くの人が「タイヤメーカー」と認識しているはずです。

しかし、日本国内ではトップクラスのゴルフメーカーでもあるのです。

住友ゴム工業の子会社であるダンロップスポーツ株式会社は、高い技術力を武器に多くのゴルフ用品を販売しています。

この記事では、そんなゴルフメーカー「ダンロップ」の魅力と歴史について解説していきたいと思います。

ダンロップスポーツの歴史

ダンロップとゴルフの関係は、現在から90年以上前の1930年からスタートしています。

神戸工場において国産初のゴルフボールの生産を開始したのです。

1964年には、ゴルフクラブの生産も開始します。

1970年に「IRラテックス」を使用したゴルフボール糸ゴムを開発し、1982年にはツーピースゴルフボール「ダンロップDDH」の生産も開始されました。

ゴム製品のスペシャリスト企業ならではの開発力で、次々に高品質なゴルフボールを開発していくのです。

1986年にはゴルフボール「ロイヤルマックスフライ」「DDHツアースペシャル」が発売。

1996年には世界初となる金属粉未配合の「ツアースペシャルメタルミックスW」を発売します。

この年には、ゴルフボール生産専用の工場も市島でスタートしました。

1998年には、またもや世界初となるウレタンソフトミッドを採用したスリーピースゴルフボール「マックスフライハイブリッド」を発売します。

その後も、人気ゴルフクラブ「ゼクシオシリーズ」「スリクソンシリーズ」を次々に発売するなど、日本国内での人気を高めていきます。

2018年には住友ゴム工業株式会社と合併し、同社のスポーツ事業部へと変わっていきます。

「卓越した技術力で、お客様のスポーツライフをもっと豊かに」という企業理念でサービスを提供し続けているのです。

ゼクシオシリーズ

ゼクシオシリーズは、ダンロップの主力となる商品です。

クラブのコンセプトは、「やさしく飛ばせる」です。

クラブの重さは、およそ280gとなっていて、後述する「スリクソンシリーズ」よりも軽くなっています。

ゼクシオシリーズは、トルクが6.4となっているので、ヘッドがぶれにくいので安定性が高いという特徴があります。

アイアンに関しては、ソールが厚くダフリといったミスに強くなっています。

2000年に発売されて以降、10年以上日本国内でナンバーワンの売上を記録しているブランドとなっています。

継続して売上ナンバーワンを継続していたという事実は、つまり「ハズレがないゴルフクラブである」ということの証明であるとも言えるでしょう。

日本のトッププロたちが使用していたことによるブランドの認知度はもちろんですが、クラブの性能自体もかなり高く、打ちやすさと飛距離の両方を兼ね備えているのです。

ゴルフを愛する人たちの中では、すでに「ゼクシオならば間違いない」と思うほど信頼感抜群のブランドとなっているのです。

スリクソンシリーズ

スリクソンシリーズは、主にゴルフ上級者に向けた商品が多くなっています。

クラブのコンセプトは、「操る楽しさ」です。

具体的には、スリクソンは低スピンで中弾道のボールが打ちやすい設計となっています。

クラブの重さは、およそ303gと重めなので、パワーに自信がある人はスリクソンを選ぶケースが多くなります。

スリクソンシリーズでは、トルクが5.0となっているので、ヘッドが敏感に反応し操作性が高いという特徴があります。

アイアンに関しては、ソールが薄いので、ダフリやすさはありますが、振り抜きがとても良くなっています。

また、叩いてしまっても左にいきにくいという特徴もあります。

引っかけやすいというゴルファーであれば、1度は試したいクラブであると言えるでしょう。

これは、フェイスの向きがややオープンフェイスとなっていることが要因となります。

インパクト音もゼクシオシリーズとは違い、音が抑えられているので上級者好みであると言えます。

旧モデルでも十分に使える

ダンロップのゴルフクラブは、2年に1度のペースでモデルチェンジを行っています。

ゴルフ好きであれば最新のモデルを購入したくなりますが、かなり価格が高いので、「経済的にちょっと」という人は価格の安い旧モデルを購入してみましょう。

旧モデルとはいえ、高品質であることには変わりありませんから、十分に良い相棒として活躍してくれるはずです。

ゴルフ初心者であれば、ゼクシオシリーズのドライバーとパターを含むハーフセットやアイアンセットだけでも十分だと言えます。

ゼクシオは調整機能が付いていないので、初心者にもおすすめです。

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