
「コース管理人だな」 ジャンボ尾崎がジュニア選考会会場で近況明かす“ジャンボ節”
ジャンボこと尾崎将司が、ジュニア育成のための選考会「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA」を、千葉市花見川区にある同アカデミーで行った。2月に3回に分けて開き、11日には報道陣にその様子を公開。この会場では取材にも応じた。
今回参加したのは中学3年生から高校3年生までの男子6人、女子17人の計23人。1人持ち球を5球とし、アイアン、ドライバー、80ヤードのショット、素振りをする選手の様子を、ジャンボが鋭いまなざしで打席の後ろから見守った。この合格者は、アカデミー6期生としてここから腕を磨いていく。
セレクションを終えたジャンボは、「自分がこうしたい、と感じるのは自分。ここにくればゴルフがうまくなると思うのは情けない。頑張るということが、日常生活のなかに入ってくればいい」など、選手たちへの思いを語った。アカデミーに通うにあたり、一番大事なものは「情熱」とも。「カラを破って、新しい自分を作ること。少しつまずくと這い上がる力が(最近の選手には)ない。寂しいところ」とこぼす場面もあった。西郷真央、佐久間朱莉といった選手も輩出するアカデミーだが、目標達成のためには個々の「努力」が重要であることを改めて説いた。
また、この取材では自身のゴルフについての話題も。ただ質問が振られると、「それは(手を横にやる仕草で)ペッと置いといてくれ」と言って、報道陣を煙に巻いた。2019年11月の「ダンロップフェニックス」以降離れている試合についても、同じ回答をしてニヤリ。「毎日充実しているよ。今一番心配なのは、風呂場でこけて起きてこられなくなること。これは嫌だな」など“ジャンボ節”で応戦した。
新型コロナウイルスがまん延した後は、このアカデミーに腰を据え「もう2~3年出ていないよ」。自身のことを「コース管理人だ」と話し、「年を取ると庭をどうこうやりだすみたいなもの。生徒のためではなく、自分が気持ちよくなるためにやっているだけだな」と、その近況を明かした。その話に続けて「もう少し男(の選手)も出てきてもらいたい」とポツリ。かつて自らが輝きを放った男子ツアーに新たなスターが登場することも願いながら、引き続きジュニア育成に尽力していく。
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