松山英樹は中島啓太との練習ラウンドで調整 7カ月ぶり復帰のタイガーにも言及「雰囲気が違いますね」
<ジェネシス招待 事前情報◇14日◇リビエラCC(米カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>
29位で終えた先週の「WMフェニックス・オープン」に続き、2週連続の出場となる松山英樹は練習ラウンドで調整。もう1人の日本勢・中島啓太と一緒に前半の9ホールをプレーするなど、着々と準備を進めている。
「いろいろ考えてやっているんですけど、なかなかうまく行かない状況が続いている」と現状について話す松山。その原因には昨年から苦しめられている首痛からくる影響も大きいようで、「どこか怖がって、そこで(動きを)制限しているのだと思う。痛みのない状態は続いているので、自分が分からない部分のリミットが無くなればもっといい感じになる」と考えている。
14日のコースは曇り空に覆われ、気温も最高16度と肌寒さも感じた。それも体の不安も煽るが、恐怖心解消までには、もう少し時間が必要という実感も抱く。今はそのなかで最良の結果を出す方法を模索するほかない。
先週は東北福祉大の後輩でもある金谷拓実がアジアンツアーで優勝。そのニュースも当然ながら、伝わってきている。「(セルヒオ・)ガルシアとか(ホアキン・)ニーマンが居るなかで勝ったことや、(2位と)4打差をつけているのもすごいこと」とその感想について話す。そして、この日は中島とプレー。「そんなことは考えずに自分のゴルフをしているんで」とクールに振り返ったが、海外で日本勢とプレーする機会は今後ますます増えるかもしれない。
また今週はタイガー・ウッズ(米国)が、昨年7月の「全英オープン」以来7カ月ぶりに復帰する、というビッグニュースも舞い込んだ。「雰囲気が違いますね。勝てる自信があるから戻ってきたんだと思う」と、スーパースターの帰還についても話した。
とはいえ、今は自身の状態を上げることに専念する。1月末の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」は9位と、今季初のトップ10入りも果たした。「不安がゼロになることはないけど、ちょっとずつよくはなっている。この状況が続けば、あとは技術面をしっかりと。どっちが先なのか分からないですけど、よくなっていけたらなと思う」。開幕までの残り1日も体を気遣いつつ、じっくりと調整を続ける。
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