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“ナショチ”荒木優奈は個人戦Vへ首位浮上も…チーム戦に熱意「みんなのために」【トヨタジュニア】

個人戦Vもあるけど…。荒木優奈は“For The Team”の精神で最終日へ挑む。(大会提供)

<トヨタジュニアゴルフワールドカップ 3日目◇22日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6130ヤード・パー72(女子)>

王座奪還、そして個人戦とのダブル制覇に向けて、着々と歩みを進めている日本女子チーム。初日から「66」、「70」、「66」と大きくスコアを伸ばしている18歳・荒木優奈(日章学園高3年)は、トータル14アンダーの単独首位で最終日へと向かう。

雨が降るなかでも、前半だけで4つ伸ばすプレーを展開。ボギーなしで18ホールを駆け抜けた。「雨が降っていたけど、グリーンが止まってくれたから逆に良かったです。攻め攻めでいけた」と、5日前に誕生日を迎えた18歳は笑う。

初日に首位発進を決めるも、2日目に3位へ後退した。だが、この日のベストスコアをマークする大爆発で、再び首位に浮上。2位に3打差をつけているが、個人戦の優勝は「あまり考えていない」とサラリ。「団体が優勝したらいいなと。やっぱり仲がいいし、個人で自分のことを考えるよりは、みんなのためにという気持ちが大きい」と、各国上位2人のスコア合計で争われる団体戦への“貢献”を目指している。

団体戦ではこの日10個伸ばし、トータル30アンダーで初日から単独首位をキープ。2位の米国チームに7打差をつける独走態勢を築いている。最終日に向けては「いいスコアを出した次の日のラウンドって、まあまあ…」と、伸ばしあぐねることを危惧するが、気負いすぎることはない。横を見れば、馬場咲希(代々木高3年)、飯島早織(ルネサンス高3年)という頼れる仲間がいる。

「咲希ちゃんも早織ちゃんもいるので、ふたりが(スコアを)出してくれるっていう思いもあるし、自分が出したいなという思いもある」と気合を入れる。団体戦、そして個人戦の制覇へ。最後に笑顔で日の丸を掲げたい。

■馬場咲希(68、トータル9アンダー・5位タイ)
「きのうに比べてティショットが安定していて、セカンドショットも打ちやすい位置についていたのが良かったです。天気が悪いなかでもアンダーでラウンドできた。あすは晴れると思うので、この3日間よりいいスコアで上がれるように頑張りたいです」

■飯島早織(73、トータル9アンダー・5位タイ)
「ドタバタでした。女子アマからいい感じできていたので、1日くらい打っちゃうかと。しょうがないから楽しくやろうと思ってやっていました。これは最終日やるしかない。この感じ嫌です。ひとりだけ(スコアが)使われないのは心細い。あしたは絶対1番で上がってきてやろうって!」

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