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「メジャーで勝ちたい」 地元長崎を皮切りに秋の陣へ【19歳・櫻井心那、初の海外メジャー挑戦記】

絶好調の19歳・櫻井心那。今週は地元でのメジャー獲りへ挑む(撮影:福田文平)

19歳にして櫻井心那は海外メジャーに初出場。「AIG女子オープン」(全英)に乗り込むと、4日間を戦い抜いてトータル5オーバーの50位タイで終えた。帰国して3試合目には、国内ツアーで3勝目を飾り、さらなる活躍にも期待がかかる。海外の地で何を感じ、そこからどのように成長していくのか。単独インタビューからその素顔を紐解いていく。(取材はゴルフ5レディス開催直前)

◇    ◇    ◇

Q:まもなく国内メジャーも控えています。いまの調子はいかがですか?

調子はあまり良くないです。でも一度長崎に帰りました。調子が悪いし、ゴルフのイメージが良くなくて、ゴルフの練習にも行きたくないと思い始めてしまった。このまま北海道にいて(前週は小樽でのニトリレディス)、長崎での選手権に出て、ってなったら無駄になってしまう気がして。なので一度帰ってリフレッシュして、2日間ゴルフから離れました。そうしたらゴルフをしたいという気持ちになれたので、帰って良かったと思いますね。

Q:自らリフレッシュできるようにもなったのでしょうか?

結構珍しいです。ずっとゴルフゴルフ、ってなると気疲れもするし、体も疲れている。調子どうこうの前に、体のコンディションや精神面を整えて、気負いせずに長崎の選手権に臨めたらいいなと思います。(そしてゴルフ5レディスで優勝、史上3人目の10代3勝を飾った)

Q:今季開幕前に選手権での優勝を目標に掲げていましたね。2勝(取材時)を飾って自信も出てきましたか?

選手権までに優勝しているのとしていないのでは、自信も違う。うまくいけば優勝できるかもしれない、みたいな自信は出てきました(笑)。優勝できて良かったです。

Q:ぜひ、長崎グルメをひとつ教えてください(笑)

わたしはちゃんぽんより皿うどんのほうが好きなんです。『太平軒』という中華料理屋さんの皿うどんが美味しいですよ!

Q:そして選手権以外にもいろんなメジャーが待っています

メジャーで勝ちたい、という思いはあります。長崎での選手権は大事だけれど、それと同じくらい日本女子オープンやリコーも頑張りたいです。もちろんTOTOでも勝ちたいです。選手権だけではなくて、ほかの試合への思いも強いです。

Q:TOTOで全英で会えた選手たちにまた会えたらいいですね

そうですね。楽しみです。キム・ヒョージュさんは来てくださるでしょうか…(笑)。

櫻井心那(さくらい・ここな)/2004年2月13日生まれ、長崎県出身。長崎日大高3年時の21年6月にプロテスト一発合格。ルーキーイヤーは下部ステップ・アップ・ツアーが主戦場となったが、史上最多の年間5勝を挙げて賞金女王タイトルを獲得。23年「資生堂レディス」でレギュラー初優勝を飾った。「ゴルフ5レディス」で3勝目を挙げ、史上3人目となる10代3勝を達成。平均250ヤード超えのドライバーショットが武器。ニトリ所属。

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