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今こそアイアン&パターで“カーボン”を試すとき! USTマミヤの『Recoil DART』と『ALL IN』でゴルフが変わる

ゴルフを大きく変える可能性を秘めたUSTマミヤの2つの新カーボンシャフトを関浩太郎が徹底解説!

スチールライクなフィーリング性能を備えたカーボンシャフト

USTマミヤは8月2日(金)、アイアン用カーボンシャフト『Recoil DART(リコイルダート)』とパター用カーボンシャフト『ALL IN(オールイン)』の発売をスタートした。

『Recoil DART』は、全米で高い支持を受け、世界で800万本以上出荷されたベストセラーシャフト『Recoil』の後継機種。切り返しのつぶれ戻りをコントロールすることで、スチールライクな振り心地を実現するテクノロジーはそのままに、新開発の「DARTテクノロジー」を搭載。先端部の余計なネジレとつぶれを抑制することで、より精度の高いショットが可能になった。

一方、パター用の『ALL IN』は『グラファイト』、『ストレート』、『レトロフィット』の3タイプを用意。いずれも高弾性カーボンを採用し、シャフトの硬度や振動数を高めることでストロークが安定し、打感などフィーリング性能も向上するように設計されている。また、低トルク設計でオフセンターヒット時の強さが増したこともポイントとなっている。

ドライバーやFWに比べて、アイアンやパターにはスチールシャフトを装着する人が多い。ここで気になるのは、アイアンやパターのシャフトをカーボンに変更することで振り心地がどう変化し、どんなメリットが得られるのか、ということだ。今回はスイングコーチとクラフトマンという2つの顔を持つ関浩太郎に両モデルのテストを依頼。新シャフトの特性やメリットを解説してもらった。

『Recoil DART』はスチールの振り心地でカーボンの結果が得られる

まずはアイアン用の『Recoil DART』を試した関。

「アイアンでカーボンシャフトと聞くと、軟らかいとか、パワーが落ちたら使うものというイメージがあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。ゴルファーのパワーやスキルに関係なく、クラブごとのパフォーマンスを最大化してくれるのがカーボンシャフトなのです。具体的にはヘッドスピードを上げやすいこと、ミスヒットに強いこと、インパクトの衝撃が減って体への負担が小さいことなどが挙げられます。これまではスチールに慣れ親しんだゴルファーにとってカーボンの振り心地が一瞬独特に感じられてしまうため、移行が進んでいませんでしたが、『Recoil DART』の登場で、アイアンのカーボン化が一気に加速するかもしれません。なぜなら、スチールライクな振り感を備えながら、カーボンの結果が得られる新感覚のシャフトだからです」

「まず切り返しからダウンにかけては、カーボンらしい強烈なしなり戻りがあり、ヘッドスピードを上げることができます。これはそのままボール初速と打ち出しの高さにつながりますので、キャリーを伸ばすことが可能になります。一方で、インパクトではシャフトのコシというか、先端のしっかりした剛性が感じられて、スチールのようにボールを押し込んでいくことができます。フェースに乗るような球持ちの良さもあり、弾道のコントロールもしやすくなっています」

「先端が補強されているぶん、ラフや傾斜など、悪いライへの対応力も申し分ありませんし、何よりミスヒットに強いことが嬉しいポイントです。下めに当たってもボールが高く上がってくれますし、トゥやヒールに当たってもボールの曲がり幅、飛距離ロスの量がスチールよりも圧倒的に少なくなっています。これはシャフトに適度なトルクがあるので、ミスヒットしてもシャフト自体がネジれて衝撃を吸収し、フェース向きの変化が起きにくいから、ミスの幅が小さくなるのです。まさにスチールとカーボンの良いところを最高の形で合わせたシャフトだと言えますね」

「『Recoil DART』は今、スチールシャフトを使っている方にこそ、ぜひ試していただきたいですね。違和感なくコースで使えて、しかも今までにない距離や弾道でカーボンならではの結果を出すことができるはずです。ラウンドで飛び出すショットの多くはミスショットですから、ギアに必要な要素は“ミスをカバーしてくれる”こと。その意味で『Recoil DART』はアイアンショットを劇的にやさしくしてくれるシャフトであることは間違いありません」

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