“新作AIパター”の効果抜群! ロングパットをバシバシ決めた藤田さいきが2位発進
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日◇19日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>
ツアー通算6勝の37歳・藤田さいきが5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。4アンダー・2位タイ発進を決めた。その要因には、今週から導入した“秘密兵器”の存在があった。
その秘密兵器とは、キャロウェイ・オデッセイの『Ai-ONE MILLED』というチタン合金が使われた新パター。同社で初めて『AIフェース』を採用したモデルで、今週から日本のツアープロたちに配られ始めた。このモデルは打感が硬いことが特徴で、練習日にこのパターをテストした藤田は「違和感もなく普通に構えやすいし、打感はもともと硬いインサートが好きなので。結構しっかり打てているし、好きですね」と好感触を得て、早速バッグインを決めた。
その効果は抜群だった。11番パー4では18メートルの超ロングパットを決めてバーディ奪取。16番でも8メートルを沈めると、後半の7番でも6メートル、8番でも3メートルを沈め、スピードが出るグリーンで面白いようにパターを決めていった。
「AIが作動してくれました。今までは、こういう速いグリーンだと、ショートしちゃっていた。でもこのパターだと強制的に転がってくれて、すごく良かった」と新作のパターを絶賛した。
今シーズンの藤田は開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の4位タイが最高成績で、トップ10入りはわずかに2回。メルセデス・ランキングは現在32位で、同11位で終えた昨季に比べるとやや苦戦している印象を受けるが、「シーズン途中に体調がすごく悪くなった時があった。それと比べたら、今はだいぶ元気になっています」と徐々に調子を取り戻しているようだ。
あす以降については「パターは変える理由がないからこれでいく。ショットの調子は良くないので、練習して調整していきたい」と話した藤田。新作のAIパターとともに、ツアー通算7勝目を目指していく。(文・神吉孝昌)
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