• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 初出場初Vならずも力強く次戦へ切り替え 林亜莉奈「絶対にマイナビ勝ちます! 絶対に」

初出場初Vならずも力強く次戦へ切り替え 林亜莉奈「絶対にマイナビ勝ちます! 絶対に」

初出場初Vならずも前向きに次戦へ切り替えた林亜莉奈【撮影:鈴木祥】(撮影:鈴木祥)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第1戦マイナビカップ◇7日◇最終日◇美浦ゴルフ倶楽部(6527ヤード・パー72)>

マイナビネクストヒロインツアー第1戦「マイナビカップ」が6日から2日間の日程で開催された。初日トップに立った林亜莉奈は初出場初優勝をつかめず、悔し涙を流した。
 
初日、風速6メートルという強風で誰もがスコアを落とすなか、4バーディ・2ボギー「70」とひとりだけアンダーパーで回ったのが林。初出場で単独首位に立つという絶好の滑り出しを見せた。
 
だが2日間の競技を終え、「めちゃくちゃ悔しいです」と悔し涙が止まらない林。初優勝を逃したラウンドを涙ながらに振り返った。
 
6番パー5でセカンドショットを右に曲げて、ボールは林へ。3打目で下り3メートルにつけ1パットでパー。8番パー4では3打目をガードバンカーからチップインしガッツパー。
 
「前半はボギーも打ちましたが、ガッツパーもあったので2オーバーでもしょうがないなって思えて、後半へ気持ちを切り替えられていました」と、ここまでは初日に引き続きミスをリカバリー。首位の座から離れることはなかった。
 
2つスコアを落とし、イーブンパーで迎えた後半。10番パー4をバーディでスタートし1アンダーに戻すも、12番パー3で距離のジャッジをミスしてグリーンを外し、寄せきれずボギー。
 
「12番からショットが崩れて狙ったところに飛んでいかなくて」と、3連続ボギー。悪い流れを断ち切るのは難しい。続く15番パー3で手痛いミスが出た。グリーン手前には池、強い風が右から吹いている状況。そこで林は2回池に入れてしまい、1ホールで4打追加となったのだ。
 
「右からの風で、ケンカしても負けるなってぐらいの強い風だったので、ボギーでもいいと思いながら、思いっきり右に打ち出したらダフってしまい池に入りました。そこからうまく切り替えられなくて打ち直しの2球目も池に。そのとき頭はパニックになっていました」と、15番の悲劇を振り返った。
 
だが、自身の成長も感じた様子。「前の自分ならミスを引きずってそのあともスコアを落としていましたが、16番でバーディを獲れて気持ちの切り替えができてよかったです。最後までくらいつけたというか、今までの自分に比べると成長したのかなと感じましたし、きょうのいいところだったのかなと思います」と、話した。
 
最後に「絶対にマイナビ勝ちます。絶対に。優勝します」と、涙目ながらも強い眼差しで何度も言っていた林。今回、初出場で初日首位、最終日調子を崩しながらも耐えてプレーオフへと突き進み、存在を見せつけた。次戦は5月11日から2日間の日程で第2戦「PGMシリーズ with Golf CUP」がセゴビアGCインチヨダ(茨城県)で行われる。今大会の悔しさをバネにリベンジとなることを期待したい。(取材/文・高木彩音)
 
※マイナビネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、ALBA TV株式会社)は、将来ツアーで活躍することを目指すJLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として、19年に始まった。23年は全15試合が予定されている。

関連記事