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「諦めないで獲りにいこう」 西村優菜は奥からコロリの“ラッキー”ガッツパー

西村優菜は2アンダーで米デビュー戦を滑り出した(撮影:ALBA)

<LPGAドライブ選手権 初日◇23日◇スーパースティション・マウンテンGC(米アリゾナ州)◇6526ヤード・パー72>

米ツアー本格デビュー戦としては上々のスタートとなった。西村優菜は3バーディ・1ボギーの「70」でプレーし、2アンダー・暫定48位タイで初日を終えた。

「緊張感もあった」という出だしだったが、11番で残り110ヤードからベタピンにつけてタップインバーディを奪取。「自分の好きな距離だったので気持ちよく振れました」と、生命線ともいえるショット力をアメリカでもいきなり披露することができた。

だが、難なくパーを並べ続けて迎えた16番パー4でピンチを迎えた。ティショットを左に曲げると2打目はグリーン右のくぼみにこぼれた。ピンのショートサイド側という難しい状況で、アプローチは8メートルオーバー。「かなりスライスするライン」が残ってしまった。

それでも「タッチも大事だと思ったけど、とにかく諦めないでパーを獲りにいこう」と気持ちを込めて打ったパッティングはカップに向かい、最後はカップの奥側からコロリ。「ラッキーですね」と流れを切らさなかった。

距離が短く「バーディ必須」ともいえる18番パー5で“有言実行”のバーディを奪って折り返すと、後半3番では3パットでこの日唯一のボギーも喫したが、それを引きずらずに7番パー5でバーディ。「獲りたいと思っていたので入ってくれてよかった」と2アンダーのスタートを切ることができた。

予選通過、そしてリランキング突破を見据えた上位争いに向けて、あす以降はさらにスコアを伸ばしていきたいところ。「パッティングでもったいないところがあった」という“反省点”を修正していく。「(午後組で)きょうと違った難しさもあると思う。自分のマネジメントに集中して、60台を目指します」とここからさらにギアを入れる。(文・笠井あかり)

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