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岩崎亜久竜、2戦前から7Wを投入「洋芝のラフがうまくなりました」【勝者のギア】

岩崎亜久竜の優勝セッティングは?(撮影:ALBA)

<ANAオープン 最終日◇15日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

岩崎亜久竜が「66」をマークし、トータル20アンダーで3打差を逆転優勝を飾った。2023年「日本オープン」以来の2勝目を果たした。

持ち味の飛距離を生かした勝利ではなかった。「3日目のラウンドでだいぶドライバーの自信をなくした。成功するイメージが鮮明なところだけ打って、前半は一度も使っていないです」。3日目のフェアウェイキープ率は42.85%で、初日はフェアウェイに運べたのは1ホールだけだった。

とはいえ、そのぶん「ラフからのショットがうまくなりました。フジサンケイ(クラシック)も洋芝で練習していたので、今週うまくいった。飛びすぎないように、ラフに負けないように振ることを意識しています」。北海道らしい洋芝を攻略した。

そのフジサンケイからセッティングに加えたのが、テーラーメイド『Qi10』の7番ウッドだ。「洋芝でラフから200ヤード残ったとき、アイアンだとキツい。ラクになるかなと思って入れています」というお助けの一本になった。

今大会で活躍したギアを問われると、「ラフからのショートアイアンとパター」と振り返る。そのアイアンはテーラーメイド最新モデルの『P7CB』。これまではタイガー・ウッズ(米国)が監修した、やや大きめのマッスルバック『P7TW』を使用していたが、「7月末に替えました。替えるつもりはなかったのですが、そのクラブのプロモーション撮影の時にフルセットを作ってくれて、すごく良かったので替えました」と明かす。

また、シャフトはフジクラの『ベンタス』を愛用。これについてフジクラのツアー担当者は「ツアーデビュー時からずっと『ベンタスブラック』を使用してくれて、新たな『24ベンタスブラック』も近々テスト予定です。昨オフから前半戦は他社もテストし使用していましたが、全英オープン後は『ベンタスブラック』で落ち着いているようで、本人の中でも基準にする存在かもしれません」と話していた。

【岩崎亜久竜のクラブセッティング】
1W:テーラーメイドQi10(10.5°ベンタスブラック6X)
3,5,7W:テーラーメイドQi10(15,18,21°ベンタスブラック8X/8X/9X)
5I~PW:テーラーメイド P7CB(プロジェクトX 6.5)
52°:タイトリスト ボーケイSM10(プロジェクトX 6.5)
56,60°:タイトリスト ボーケイSM10(プロジェクトX 6.0)
PT:スコッティ・キャメロン ニューポート2プロトタイプ
BALL:テーラーメイドTP5x

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