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パリ五輪ゴルフ代表のウエア発表、“ジャポニズム”から富士山をモチーフ 丸山茂樹監督「最高のものができた」

丸山茂樹日本代表監督(右)と服部道子女子コーチが会見に出席した(撮影:福田文平)

27日、「パリ2024オリンピックゴルフ競技 日本代表ユニフォーム及びメダル報奨金等に関する記者発表会」が行われ、丸山茂樹日本代表監督、服部道子女子コーチが登壇。日本代表が身に着けるウエア、キャディバッグ、シューズなどが発表された。

東京五輪に引き続きウエアはデサント、キャディバッグはダンロップが提供を行い、シューズはフットジョイが担当する。

デサントのデザイン担当者は「パリと日本との接点を考えた」と、19世紀後半にフランスを中心に生起した日本芸術ムーブメント『Japonisme(ジャポニズム)』をコンセプトに浮世絵師・葛飾北斎が描いた『富嶽三十六景』を表現。富士山の様子を線で表し、色は練習日1日+本戦4日間を想定して5色を用意。左胸には『JAPAN』の文字、右袖に『PARIS 2024』のロゴ、左袖に日の丸が配される。

赤を基調としたデザインは凱風快晴、通称「赤富士」をイメージ。夏から秋にかけての晴れた早朝に見られる、富士の山全体が太陽で輝くという様子が描かれたもので、世界的名画の一つとして知られている。

ウエアは機能性も抜群。「パリも酷暑が予想されている」と、暑さの原因であるNIR(近赤外線)をカットしてウエア内の温度上昇を抑え、-3℃のクーリング性能を発揮する、『SUNSCREEN』(着る日傘)と呼ぶ機能を搭載。ボトムスは透けにくい、汚れが落としにくい、ストレッチ、クーリングの4つの機能を備える『神白BOTTOM』を採用している。

実際に着用して登場した丸山監督は「過去2大会の反省を踏まえ、バージョンアップをしている。デザインはミーティングを重ねて決定した。最高のものができたと思います。このまますぐ、球が打てそうです(笑)」とコメント。服部コーチも「挑戦心に火が付くようなデザイン。なにも着ていないような軽い着心地ですし、パフォーマンスにもいい影響を与えると思います」と満足そうな表情を浮かべた。

キャディバッグは前回はエナメル素材だったが、今回はスムースタッチの素材を採用。筆で描かれたような日の丸がポイントで、基調とした白も「試行錯誤しました」とこだわり抜いた。

選手からのフィードバックをもとに改良した点について、服部コーチはベルトを挙げた。「前回は大きなバックルでしたが、アジャストしやすいものに変更しました」とメッシュ素材を採用した。

パリ五輪の本戦で使用されることはもちろん、一部はレプリカ商品の一般発売を予定している。

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