
試打の鉄人・シャフト編|フジクラ「SPEEDER NX」シリーズを徹底試打
試打映像|弾道計測データ&今野康晴の評価は…?
試打レビュー|「つかまるのに左に行かないから女子プロに人気がある」
『SPEEDER NX BLUE』から試打を始めた今野。2球目に会心のショットを放ち、キャリー255ヤードをマークした。
「ブルーは僕の中では、少しタイミングが取りづらく感じました。スピンはやや多めで、球も高い印象です」と話すように、シャフト挙動の相性は悪かったようだが、キャリーのブレが小さく抑えられるなど、高いドローボールでしっかり飛距離が出ていた。
続く『SPEEDER NX GREEN』の試打では一転して、「しっかりしていて振りやすい」と好感触を得ていた。「ブルーと比べて、グリーンは同じフレックスでもしっかりしていて、シャフトの動きが抑えられています。自分にとっては振り心地が良く感じられます。しなりが抑えられている分、ロフトを立てて当てやすく、強い弾道が打ちやすくなっていますね」。
2球目にやや曲がりの大きいフックボールを打っていたが、「引っかけたと思っても、一定の曲がり幅で収まってくれます。あまり左を警戒しながら打たなくていいシャフトですね。タイミングもしっかり合わせられて、球筋がコントロールできる印象でした」とシャフトの特性を分析した。
最後は、最新モデルの『SPEEDER NX BLACK』をテスト。“先中調子”という前情報から、今野は動きのあるシャフトだと想像していたようだが、実際にボールを打つと「意外にクセがない」と驚きの声を上げた。
「先中調子だからシャフトが動いてコントロールしづらいかと思いましたが、そんなことは全然ないですね。体の動きにヘッドがついてきてくれて、それでいて、少しボールをつかまえてくれる印象です。振りやすいし、自然にタイミングがあってくれました」
シリーズ3機種のテストを終えた今野は、「3本ともボールをつかまえやすい特性を持っていました。その中でブルーはよくしなって、タイミングが合えば飛距離が出てくれますし、グリーンはしっかり感があって、リキんでもタイミングが合ってくれます。ブラックも素直なしなりで打ちやすかったですね」とそれぞれの違いについて話した。また、同シリーズが女子プロに人気となっていることについては、「つかまり過ぎるシャフトは左が嫌になりますが、このシリーズにはそれがありません。“つかまるけど左に行かない”ことが好まれている理由ではないでしょうか」と分析していた。
では、「SPEEDER NX」シリーズの各モデルはどんなゴルファーに合うのだろう?
「ブルーはヘッドが走ってボールがつかまるタイプなので、自分では速く振れない人に合うでしょう。グリーンはしっかり感があるので、自分で振っていきたい、叩きたい人にとっては一番安心感があるはずです。ブラックはオーソドックスなスイングの人に合いますね。タイミングを取りつつも、ある程度振っていきたい人には最適な選択肢になりそうです」
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