「自分でつかむしか道はない」 上原彩子は米ツアー後半戦出場権に背水の陣
<Danaオープン 事前情報◇12日◇ハイランド・メドウズGC(米オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
公傷制度の適用から昨年秋に復帰し、シード権の保持を目指したが失敗。今季はシード外として戦っている上原彩子にとって、今週の大会はまさに背水の陣だ。現在の出場優先順位は191番目。出場権が降りてくることが今後厳しいなかで、一発あてにいく。
上原は現在、昨年のポイントランキング101~125位のカテゴリーで、全体16番目のグループ。ポイントを獲得することによって、出場優先順位を見直すリシャッフルで上がることは可能だ。来月の「AIG女子オープン」(全英)終了後には今年最後のリシャッフルが行われるが、裏を返せば今大会で相当数のポイントを稼がなければ、後半戦の見通しは立たない。
今季はここまで4試合に出場し予選通過なし。ポイントを獲得できず、出場優先順位を上げられなかった。「本当に、ここでかなり勝負をかけるみたいな感じです」と予選突破はもちろん、上位入りを目指す。
2013年から米国女子ツアーを戦ってきたが、11年目にして崖っぷちに追い込まれている。「自分でつかみ取る以外、道はないので、どれだけ強い気持ちで臨んでいけるかだと思っています」。今回はまさにそのラストチャンスというわけだ。
「しっかりバーディを獲っていかないといけないコース。距離もそんなに長くないので、たくさんバーディを獲りたいです」。ここまでくれば失うものはない。ひたすらバーディを目指し、職場確保に向けて攻めの姿勢を貫いていく。(文・高桑均)
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