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えっ、そこから打つの!? ジャスティン・ローズが見せた奇跡のリカバリーショット

ここから救済を受けない選択肢を選んだジャスティン・ローズ【写真:米国男子ツアーの公式Instagram(@pgatour)より】

米国フロリダ州で開催中の「コグニザント クラシック in ザ・パームビーチズ」で、ジャスティン・ローズ(イングランド)が見せた奇跡のリカバリーショットを、米国男子ツアー(PGA)が公式インスタグラムで公開した。

「ジャスティン・ローズは、ここからパーをセーブした」と驚きの表情をした絵文字と共に記された1枚目の写真。ローズの放ったティーショットはホールの周囲を囲むフェンスの下に挟まるように止まっている。
 
このフェンスは「臨時の動かせない障害物」とみなされるため、救済措置を受けることは出来たはず。しかし、救済を受けると打球方向に樹木などが立ちはだかる場合は、あえて救済を受けないという選択肢もある。今回もその可能性が考えられる。
 
渾身の一打の後、2つ目の動画では、ボールを奇麗にとらえてフェアウェイに戻すショット、3つ目の動画では、コントロールしたアプローチショットがあわやカップインかと思わるベタピン。そして最後の動画で短いパーパットを決めると、ギャラリーの声援の笑顔でこたえた後、「やれやれ」という表情も浮かべていた。
 
ローズは南アフリカ出身。1998年にDPワールド(欧州)ツアーでプロデビューをしたが、21試合連続予選落ちをするなど苦戦を強いられた。初優勝は2002年の「ダンヒル選手権」。同年には日本で開催された「中日クラウンズ」でも優勝。04年からは主戦場をPGAに移し、13年には「全米オープン」でメジャー大会を制覇。16年にはリオ五輪(ブラジル)で金メダルと次第に実力を発揮。18年には世界ランキング1位にも輝いている。
 
昨年はPGAツアー21試合、DPワールドツアー9試合に出場。2月にカリフォルニア州で開催された「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」では4年ぶりにPGA通算11勝目を飾り、まだまだ健在なところを見せつけた。

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