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“シニア日本一”からの飛躍「アメリカで戦いたい」 チェ・ホソンが米シニア出場権獲得に挑む

チェ・ホソンが米シニアツアーQT出場を明言(撮影:佐々木啓)

<ファンケルクラシック 最終日◇20日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6993ヤード・パー72>

12月3~6日の4日間で、米国のシニアツアーにあたるPGAツアー・チャンピオンズの来季出場権をかけた最終予選会が行われる。10月14日時点の国内シニアツアー賞金ランキング上位5名のうち、エントリーしたなかで最上位の1名が出場することができる。

その時点で1位に立ったのは、今年の「日本シニアオープン」で優勝を遂げたチェ・ホソン(韓国)。「アメリカで戦いたい気持ちがある」と、その権利を使って最終予選会に挑戦することを決意した。昨年も最終予選会には出場したが、33位タイと権利を獲得できる上位5人に入ることはできなかった。「挑戦することが好き。昨年のリベンジができるように頑張りたいです」と力強くコブシを握る。

前戦の「ファンケルクラシック」ではトータル3アンダー・15位タイで終えて、賞金ランクは3位に後退した。「賞金王には、なれたらうれしい」と頂点への意識は控えめな様子だが、毎試合狙っているのは優勝だ。残り3試合でトップに返り咲くためにも「次の福岡(10月26日~、福岡シニアオープン)に向けてしっかり調整をしたい。たくさんご飯を食べて、体の準備もしていきます」と意気込んだ。

“虎さん”の愛称で知られる51歳の好きなことは“食事を楽しむ”こと。前戦の試合期間には奥さんと「ふたりでご飯代が10万円」と大好物の焼肉、寿司などに舌鼓を打った。米シニアQTで楽しみなことも食事。会場は米アリゾナ州のTPCスコッツデール チャンピオンズコースで「アメリカではステーキ、ハンバーガーが楽しみです」とニッコリ。米シニアツアーの切符を獲得して、笑顔で祝杯を挙げたい。(文・高木彩音)

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