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「自分のゴルフに徹して」飛距離が武器の竹田麗央 首位と2打差好発進

初優勝へ好発進を決めた竹田麗央(撮影:上山敬太)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇20日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6540 ヤード・パー72>

今年4月に20歳になったばかりの竹田麗央が、ボギーなしの5バーディで7位タイ発進を決めた。2021年11月にプロテスト合格。ツアーデビューは22年で20試合に出場し、年間ポイントランキング58位。今季の出場資格はQTランキング22位で前半戦に出場した。

そして第1回リランキングで2位にジャンプアップして、シーズン中盤戦はフル出場の予定だったが、思わぬアクシデントがあった。リランキング後の初戦「アース・モンダミンカップ」を、新型コロナウイルスに感染し、欠場となった。
 
「アースのときは調子が上がってきたところだったのに残念でした。熱が出て1週間くらい辛かったです。匂いと味覚が、まだ少し戻っていないです。今年は開幕戦からフル出場の権利を持っていたので、1年間の戦いを見据えて体調を崩さないように、練習を抑えめにしたり体調には気をつけたいたのですが…」と、悔しそうに話した。
 
しかしそんなアクシデントも、今季の「資生堂レディス」で初優勝を決めた同期の櫻井心那がくれた刺激が忘れさせてくれた。「ジュニアのころから試合で一緒になったり、仲よくさせてもらっています、同世代の活躍は『私もやれる、頑張ろう』と思います。でも、頑張ろうと思いすぎると空回りしてしまうので、そこは少し気持ちを抑えて自分のゴルフに集中しています」と心のうちを明かす。
 
空回りというのは「ミスに厳しくなりすぎて、余裕がなくなり自分のゴルフが続けられなくなる」のだという。そして今季の前半戦も「最終日にスコアを落とすことが多かった」ので、今大会では「そこを意識して、余裕を持ってプレーしたい」と続けた。
 
竹田の武器は平均飛距離256.38ヤードのドライバー。この日も3つのパー5でバーディを奪取した。残り3日間、飛距離のアドバンテージを生かし切ることができるか。カギは「自分のゴルフの徹する」こと。狙うのは初優勝だ。(文・河合昌浩)

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