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女子開幕戦で早くも“小祝さくら節”さく裂!「オフがまだほしい感じ」

開幕から“舌好調”! 会見で小祝節がさく裂した。(撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇1日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

4年ぶりに観客の人数制限なしで開催される開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に歴代覇者の小祝さくらが帰ってきた。開幕前日に早くも“さくら節”をさく裂させている。

1月30日から11日間は、米国のパームスプリングスで吉田直樹コーチや澤田知佳とともに合宿を行っていた小祝。きっかけについては「コーチがそこらへんスゴイいいよーみたいな感じで」。力の抜けたおっとりした口調で話すのは今年も変わらず。

合宿テーマについて聞かれると「なんだっけ?」と考えた後、「いろいろテークバックの体重移動だったり、大きさとかを変えました。見た目にはあまりわからないと思います」と、ざっくりとした答えが返ってきた。仕上がりについては「60%です」と、とびきり良くもなく悪くもなくといった感じ。

そして、「けっこうギリギリまでいろいろ調整をやっていたので、オフがまだほしいなってくらいの気持ち」と本音を漏らす。そして、「試合で実践してみないとわからない。試合をやりながら調整していきたい」というプロらしいコメントも、小祝の口から出ると、ちょっと面白く聞こえたりする。

今大会は19年には17位、20年の大会中止を挟んで、21年に優勝。昨年は13位タイに入っている。相性は悪くなさそうだが、「実際あんまり相性とかわからないです。毎年あんまりこのコースはスコアが出る感じがしなくて…。でも実際優勝できたりもしたので、あんまり関係ないのかな。その優勝した年はショットがすごく良かったので、しっかりはまってくれたらいい結果が出るんじゃないかと思います」と、開幕戦にも力は入りすぎてない。

21年大会では優勝副賞のヤンマーのフィッシングボート『トップラン FX24EZ』をゲット。「ヤンマーの船がすごい欲しかった」と会見では語ったが、今年も副賞として展示されている“2台目”については「ボートはもういらないかなー」とぶっちゃける。そして、「エアコンが新しくなってかわいい色が出ているので」と、別の優勝副賞のダイキンルームエアコン『risora』(リソラ)には興味津々だった。

今シーズンの目標は「メジャー優勝」。昨年までにツアー通算8勝を挙げているが、まだ国内メジャータイトルは持っていない。続けて「メジャーだったら…やっぱり日本女子オープン」と、なんだか無理矢理ひねり出した。試合を休まないことで知られる小祝は、「全部出たい」と皆勤賞を期待させるが「こだわりはない」と笑う。取材エリアでは記者たちを笑いで沸かせたが、きっとコースでもたくさん引き連れたギャラリーをプレーで沸かせてくれるに違いない。(文・下村耕平)

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