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2010年には宮里藍が大会V “アジアのメジャー”歴代覇者はまさにメジャー級

2010年には宮里藍が大会を制覇した(撮影:GettyImages)

<HSBC女子世界選手権 事前情報◇1日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

米国女子ツアーはアジアシリーズの2戦目が3月2日(木)に開幕する。舞台は先週のタイから移り同じ東南アジアのシンガポール。2010年には宮里藍がタイからの連勝を飾っている。日本勢は米ツアー組に加え、西郷真央が参戦。大会はWOWOWで4日間生配信。時差がわずかに1時間のアジアシリーズで日本勢の活躍を見届けることができる。

■米ツアー組の意地、日本ツアー代表の躍進

本大会にはこれまで数多くの日本人選手が出場してきたが、もっとも顕著な成績を残したのは2010年の宮里藍だろう。当時は世界のトップとして活躍を見せる中、この前戦のタイで勝利すると、2試合連続優勝を飾った。開催コースは現在と違えど、並み居る強豪を抑えての勝利だった。

今年は世界ランキングトップ10のうち9人が参戦する。アジアのメジャーと称される大会で、日本ツアーからも多くの選手が挑戦をしてきた舞台。まさにメジャー級のフィールドで、5人の日本勢が栄冠を追う。

米ツアー勢では畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子。そして、昨年の日本ツアー「パナソニックオープンレディース」優勝の権利で乗り込む西郷真央。悪天候のためじゅうぶんな練習ラウンドができていない選手もいるなか、この5人が日本代表としてシンガポールで躍動する。

畑岡、古江、笹生は開幕戦から3試合目で、渋野は先週の「ホンダLPGAタイランド」に続く2戦目。西郷はシーズン初戦ということもあり、元気でフレッシュな戦いが期待される。

■過去優勝者はメジャー覇者ばかり

2008年から行われている本大会の優勝者を見ると、その当時のトップばかりが優勝カップを掲げている。20年はコロナ禍のため中止となったが、これまで生み出してきた13人のチャンピオンのうち、海外メジャー大会覇者が実に11人。10年の宮里、16年のジャン・ハナ(韓国)を除いて、全員がメジャーチャンピオンというエリートフィールドならではの結果になっている。

第1回大会覇者はロレーナ・オチョア(メキシコ)で第2回が申ジエ(韓国)。その後もカリー・ウェブ(オーストラリア)、ステーシー・ルイス(米国)に加え、インビー・パーク(韓国)が2度制覇している。さらにはミシェル・ウィー・ウェスト、ポーラ・クリーマー(ともに米国)、そして昨年はコ・ジンヨン(韓国)が見事な勝利を飾っている。

アジアのメジャーという名にふさわしい出場選手、そして勝者たち。今年もメジャー優勝組の勝利なるか。はたまたメジャー未勝利選手の下克上となるのか。

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